潰瘍性大腸炎と魚肉ソーセージ

潰瘍性大腸炎 食事

おやつとしても食事としても活躍してくれます。

今回のテーマは

魚肉ソーセージ

おさかなソーセージ

です。

私が普段食べている魚肉ソーセージです。そのままでも美味しいですが、焼いて食べても美味しく、具材としても活躍してくれます。以前にも魚肉ソーセージをまとめましたが、私が食べているモノから調査したわけではなかったので、この機会に、潰瘍性大腸炎との影響を調べて見ました。

どんなモノ?

魚肉ソーセージ

魚肉が原料

基本的には、魚の肉が原料で、白身魚をすり身にしてソーセージの形に作った食材です。私が食べたモノのみではありますが、どれもクセも無く、魚が苦手な私でも食べやすい作りになっています。

ちなみに、魚は「鱈(たら)」「太刀魚(たちうお)」「壊疽(えそ)」が使用されているそうです。

昔と比べて剥きやすくなった

昔は、先の方に金属が付いており、この部分をハサミなどで切り取ってフィルムを剥がしていましたが、今は、道具を使うことなく、手で剥がせるようになり、非常に楽になりました

ただ、私だけかもしれませんが、たまに失敗することがあるので、上手にやるには、工夫が必要かもしれません。

常温で約2カ月持つ

公式を見ると、賞味期限は「製造日より91日」なので、購入時は若干短くなりますが、それでも2か月ほど持ち、また、密閉されたフィルムに入っているので、安心して食べることが出来ます。保存方法も、直射日光や高温多湿さえ避ければ、常温でも可能なので、特に気にする必要はありません。

冷蔵庫にストックしておくと、何かと便利なのでオススメです。

具材としても使える

そのまま食べるだけではなく、野菜などと一緒に炒めて食べるのもいいです。他の具材の味を邪魔することもないので、具材としても大いに活躍してくれるかと思います。

潰して、挽肉のようにすれば、ハンバーグにすることも可能です。

貴重な栄養素が豊富

パッケージに表記された内容です。

栄養素1本70g
当たり
1日の推奨量
(健康の場合)
潰瘍性大腸炎の評価
エネルギー97kcal1800~
2200kcal
それほど高くは無い
具材としてもいいかも
タンパク質6.9g60~65g貴重な栄養素
不足時には食べていきたい
脂質2.4g40~60gそれほど高くは無いが、
油断は禁物
炭水化物12.2g糖質多めで若干の食物繊維がある
消化は悪くない
 糖質11.6g200g以下パンなどと比べれば非常に低い
おやつには最適
 食物繊維0.6g21g以上こちらはほとんど無いので、
食物繊維に関しては安心
食塩相当量1.3g7.5g未満若干高いので注意
具材の場合は、味付けを薄くする
カルシウム603mg700~
800mg
貴重な栄養素
1日の推奨量に近い量
EPA90mg2.0~2.4g脂質の一つではあるが、
健康維持に役立つ栄養素
DHA270mg2.0~2.4g上に同じ

タンパク質とカルシウムが豊富で、特にカルシウムに関しては、1本だけで推奨量に近い量あるので、ありがたいです。ただ、こちらは、種類によるので気を付けて下さい。

EPA・DHAとは

主に魚などに含まれる脂質で、不飽和脂肪酸の一種だそうです。牛や豚などの脂質とは違い、血液をサラサラにしたり、脳の働きをよくするなど、体の健康を維持してくれる栄養価だそうです。

潰瘍性大腸炎の影響

猫と魚

栄養価は高い

牛や豚などよりは若干劣るかもしれませんが、なかなか取れないタンパク質やカルシウムが豊富なので、ありがたいです。もちろん、食べ過ぎに注意する必要はありますが、食事制限中でも、安心してこの2つの栄養素を、摂取することができます。

ちょうどいいサイズ

ほどよいボリューム感と食べ応えで、小腹を満たしてくれるため、おやつの候補として利用できるかと思います。以前まとめた、醤油煎餅などと比べて、栄養価もタンパク質やカルシウムなど、悪く無いので、栄養を補う意味でも、利用しやすいです。

炎症悪化のリスクは少ない

脂質は若干ありますが、主に、白身魚を原料としているので、食物繊維をはじめ、炎症を悪化させる要因は少ないのではないかと思います。もちろん、体調によって気を付ける点はありますが、炎症中でも、食べられる候補の一つとして、利用してもいいのではないかと思います。

工夫次第ではさらに消化を良くすることが出来る

そのままでも食べられますが、火を通したり、細かくすることで、多少ではありますが、消化は良く、さらに炎症悪化のリスクを抑えることができます。手間はかかるかもしれませんが、リスクをさらに抑えられるので、工夫してみるといいかもしれません。

EPA・DHAは脂質なので注意

健康な体にしてくれるので、最近注目を浴びている栄養価ではありますが、残念ながら、脂質であるため、潰瘍性大腸炎にとっては、悪化するリスクがあります。食べ過ぎに注意するのはもちろんのこと、EPA・DHAの摂取目的で食べないようにしてください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
貴重なタンパク質とカルシウムが
含まれているので、ありがたい
料理の
種類
おやつとして、そのまま食べても、
具材としても使える
消化の
良さ
脂質は若干あるが、食物繊維が少ない
全体的に消化は悪くない

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
フィルムは以前よりは楽にとれるが
失敗することもある(体験談)
再燃
しやすさ
食べ過ぎなければリスクはほとんどない
少し温めてから食べるとさらにリスクは下がる
その他の
危険
塩分がやや高いが、
食べ過ぎなければリスクは少ない

簡潔に言うと

  • 貴重なタンパク質とカルシウムが摂取できる
  • 食べ過ぎさえ注意すれば、工夫次第では炎症悪化のリスクは少ない
  • 脂質は若干あるので、体調に合わせて食べる
  • EPA・DHAは脂質なので注意

まとめ

総合評価: ほどほどに おやつにはいいかも

魚肉なので、タンパク質が豊富な上に、こちらはカルシウムも豊富で、1日の推奨量に近い栄養価があるので、非常にありがたいです。カルシウムは、牛乳などが代表的ですが、潰瘍性大腸炎にとっては、リスクが高いので、消化の悪くないこの魚肉ソーセージは非常に助かります。

ただ、含まれている脂質は、体には悪くないですが、潰瘍性大腸炎にとっては、消化が悪いので、リスクがあります。また、塩分も若干高いので、食べ過ぎはもちろんのこと、料理に使う場合には、注意する必要があります。

気を付ける部分はありますが、全体的に消化は良く、また、タンパク質、カルシウムとありがたい栄養価もあります。さらには、おやつだけではなく、料理にも使えるので、工夫しやすく使いやすいということで、このような評価になりました。

結局は、魚肉ソーセージで、まとめたときと変わらない評価ではありますが、改めて調べて悪くないことが分かって一安心です。気を付ける部分もありますが、おやつとしても料理としても利用でき、工夫次第で、リスクも抑えられるので、ぜひとも候補の一つとして考えてみるといいかと思います。

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