少々値が張りますが、最高のご馳走です。
今回のテーマは
鰻(ウナギ)
です。
ご飯の上に、鰻と秘伝のタレをかけた「うな重」は最高の料理です。年々、鰻の価格が上がっており、特に国産は、手に入りにくいですが、テンションが上がってしまう食材です。味だけではなく、匂いも食欲をそそる鰻ですが、潰瘍性大腸炎にとってどんな影響があるか調べて見ました。
疲労回復の効果がある
ビタミンB群が豊富なので、疲労回復の効果が期待できますが、ご飯と一緒に食べるうな重にすると、ご飯の栄養価でさらに効果が高いです。
夏バテ防止の効果もあり、「土用の丑の日」には最適の料理です。
骨を丈夫にする
骨の素材にもなるカルシウムや、強化してくれるビタミンDが非常に豊富で、骨を丈夫にしてくれます。骨を丈夫にしてくれる栄養素を、同時に摂取できる貴重な食材です。
生活習慣病を予防してくれる(少し注意)
鰻には、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)という2つの成分が含まれています。効果はそれぞれ違いますが、この2つの成分で、脂肪の燃焼を助けたり、血液をサラサラにする効果があり、動脈硬化をはじめ、様々な生活習慣病を予防してくれます。
ただし、これらは油の一種なので、大腸に負担をかけたり、取り過ぎると体調を崩す恐れがあるので注意です。
消化が悪い
先ほどにも書きましたが、全体的に脂質が多いため、大腸の負担が大きいです。また、それ以外にも、焦げ目やタレ、山椒などにも注意する必要があります。
食材のみならず、調味料などにも気を付けないといけないので注意が必要です。
料理する場合
焦げに注意
特に蒲焼(かばやき)は、タレを付けて焼くのでタレによる焦げ目と皮の焦げ目が付きますが、消化が悪い上に発がん性物質が含まれているので、避けた方がいいです。できれば取り除いた方がリスクは低くなりますが、難しい場合は、あまり食べないようにしてください。
山椒は使わない
鰻にかける山椒は、刺激物のため、炎症を悪化させる恐れがあります。また、かけすぎると場合によっては、腹痛や下痢を悪化させ、体調不良になりやすいです。できれば使わずに食べることをお勧めします。
一度に多く食べない
脂質が多く、消化の悪い焦げの部分が多いので、できれば食べない方がいいですが、もし食べるのであれば、少しずつゆっくり食べるようにしてください。また、体調が悪い場合は、食べないでおくことをお勧めします。
その他の注意点
奈良漬にも注意
アルコールが含まれている可能性があるので注意です。
食べ過ぎに注意
特にうな重は、脂質、カロリーが高いので注意です。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 疲労回復や骨を丈夫にするなど栄養価は高い ただ、脂質が多いので注意 | |
料理の 種類 | 焼いたり、蒸したりする程度しかない それでも十分に活躍できる | |
消化の 良さ | 脂質が高く、また焼いた時の焦げがあるので注意 タレや山椒なども消化が悪い |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 美味しく食べるにはかなり手間 値は張るが、お店で買った方が楽かも | |
再燃 しやすさ | 脂質が多く、たまに骨もあるので注意 焦げ目や山椒など注意すべき部分が多い | |
その他の 危険 | 脂質が高いのと山椒もかけすぎると体調を崩す さらには、焦げ目も発がん性物質なので注意 |
まとめ
総合評価 避けた方がいい ご褒美に少しだけ
夏に食べる「土用の丑の日」には「う」の付く料理を食べますが、夏バテしやすい時期に食べる鰻は、最適な食材で、よく食べる「うな重」は、ご飯効果もあり、疲労回復やスタミナアップをしてくれる、とてもありがたい料理です。
ただ、カロリーが非常に高くなる恐れがあり、脂質もあるため、全体的に消化が悪いです。それ以外にも、調理方法や食べ方によっては、焦げ目、タレ、山椒などを使うため、炎症のリスクもあります。特に焦げ目は、消化が悪いだけではなく、発がん性物質もあるため、注意しないといけません。
栄養に関しては効果の高い食材ではありますが、潰瘍性大腸炎にとっては、大腸の負担、炎症などのリスクを抑えることを優先させるべきであるため、「避けた方がいい」という結果になりました。
寛解になるまでは、我慢した方がいい食材ではありますが、特別な日には少しくらいは良いのではないかと思います。もし食べる場合は、体調も考慮しつつ、ゆっくり味わうように食べてください。
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