調味料の中では一番好きかもしれません。
今回のテーマは
マヨネーズ
です。
素材のままだと食べにくい食材でも、これを和えるだけで、好きな味になる万能な調味料です。野菜以外でも利用可能で、マヨネーズ好きの方が多く、長年愛されているかと思います。そんなマヨネーズについて調べてみました。
野菜でも美味しくさせる
野菜などは、苦味もあり、そのまま食べるには難しい食材ですが、マヨネーズを和えるだけで、非常に美味しく、食べやすくしてくれます。食事制限ばかりで、ほとんど野菜ばかりの生活を、美味しくしてくれる、うれしい調味料です。
塩分が非常に少ない(少し注意)
通常のマヨネーズは他の調味料と比べて塩分が非常に少なく、1回の使用(15g)あたりの塩分は0.3g前後だそうです。塩分、高血圧が気になる方にはお勧めの調味料です。
ただし、脂質・カロリーを抑えたマヨネーズは、通常よりも塩分が高めなので、注意が必要です。
食中毒のリスクを抑えるかも?
マヨネーズに限らず、ドレッシングの原料に「酢」が含まれています。こちらは、抗菌・殺菌作用の効果があるため、ある程度食中毒のリスクを抑える効果があります。生の食材を多く使うサラダなどには、効果が期待できるかと思います。
ただ、マヨネーズをかけるよりは、食材に火を通した方が効果が高いので、リスクを確実に抑えたい場合は、火を通すことをお勧めします。
食物繊維は無いが、脂質が多い
マヨネーズの原料は、「食用油」「卵」「酢」のため、繊維質の食材はほとんど含まれていません。そのため、避けたい栄養素の食物繊維がほとんど無いので、安心して食べたいところですが、通常のマヨネーズは脂質が多いため、かけすぎると、消化が悪く、体調を崩す恐れがあります。また、カロリーオーバーになる恐れもあるため、なるべく少量で食べることをお勧めします。
各種類のカロリーや先ほどの塩分量も合わせて、栄養価をまとめました。(15gあたり)
種類 | カロリー | 脂質 | 塩分 | タンパク質 |
---|---|---|---|---|
マヨネーズ (通常) | 100kcal | 11.2g | 0.3g | 0.4g |
ハーフ (50%カット) | 49kcal | 5.1g | 0.4g | 0.4g |
ライト (80%カット) | 20kcal | 1.5g | 0.5g | 0.4g |
ゼロ (ノンコレステロール) | 50kcal | 5.2g | 0.4g | 0.3g |
からし マヨネーズ | 108kcal | 11.9g | 0.3g | 0.3g |
食欲増進に注意
マヨネーズは、食材を美味しくさせる効果もありますが、酢の酸味で、食欲増進させる効果もあります。そのため、料理を食べ過ぎる傾向になる恐れがあり、カロリーオーバーや大腸の負担をかける恐れがあるので、注意が必要です。
料理する場合
脂質の少ないマヨネーズを使用する
脂質が高いほど、消化が悪いので、できれば、脂質の少ないマヨネーズを選ぶといいかと思います。ただし、先ほども言ったように、塩分も高いので、気になる方は少量にするなど、少し工夫が必要です。
細い口を利用する
人によっては使いやすさは違うかもしれませんが、キャップを開けた際の星形ではなく、細い口から出すことをお勧めします。料理全体に少しずつかけることができるので、かけすぎを防ぎ、和えやすくしてくれます。
その他の注意点
冷たい状態で食べない
サラダなどは冷やしているかと思いますが、なるべく常温で食べてください。
かけすぎに注意
消化が悪いため、少量にしてください。
料理は小皿で
食欲増進で、食べ過ぎるため、小皿で分けてください。
使用する食材に注意
食物繊維の多い野菜の食べ過ぎにも注意してください。
小分けされたサイズがオススメ
1回分の使用量(6g ~ 15g)ほどの小分けしたサイズのマヨネーズを使用することをお勧めします。小分けしていれば、かけすぎることがないことと、使用する量のみを常温にさせることができるので、非常に便利です。
【番外編】ハーフ・ライトのマヨネーズ事情
通常のマヨネーズの他に脂質をカットしたハーフやライトが存在しますが、袋をよく見ると、ハーフやライトには「マヨネーズ」とは表記されていません。
これは、日本農林規格(JAS)に定められている内容とは違うため、「マヨネーズ」と名乗ることができないそうです。「ハーフ」や「ライト」の名称は、「サラダクリーミードレッシング」と記載されているそうです。
単純に、「マヨネーズ」という定義とは違うだけで、味は若干違いますが、用途はマヨネーズと変わりません。状況に応じて選択してみるといいかと思います。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 卵などを使用しているが、脂質が多いため、 栄養価値としては低い | |
料理の 種類 | 使用する料理は限定されるが、 サラダなどの野菜には相性が良い | |
消化の 良さ | 脂質が多いため、消化は悪い かける食材にも注意 |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 市販で売られているので手間がほとんど無い 作る場合も材料さえあれば混ぜるだけ | |
再燃 しやすさ | 食物繊維は無いが脂質が多い 食べ過ぎれば再燃のリスクあり | |
その他の 危険 | 脂質が高いので注意 ハーフやライトでも塩分が高い |
まとめ
総合評価: 一口だけ 上手に食べる
食材を美味しくしてくれる調味料で、野菜ばかりの食べにくいサラダでもパクパク食べることができます。美味しく食べることができるのも、潰瘍性大腸炎にとっては、非常に大切です。
ただ、脂質が高く、消化が悪いのでかけすぎには注意しないといけません。また、「ハーフ」や「ライト」もありますが、こちらは塩分が、若干高くなっているので、状況に合わせて使用する必要があります。
脂質が多く、栄養価もあまり高くないので、「避けた方がいい」かもしれませんが、苦味などで食べにくい野菜をストレスなく食べることができる調味料でもあるため、このような評価になりました。
とはいえ、使用する食材は、ほとんどが野菜で、食物繊維が多いモノばかりなので、炎症がひどい場合は、マヨネーズのかけすぎに注意すると同時に、食物繊維の食べすぎに注意する必要があります。どちらも状況に合わせて、上手に食べるようにしてください。
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