これほど可愛い食材は、そうそう見当たりません。
今回のテーマは
苺(いちご)
です。
大小様々ですが、基本的には、一口サイズで食べられる果物です。甘くておいしいので大好きな方はいるかと思いますが、へたが付いているので、食べるには少し手間がいるかもしれません。見た目もかわいい苺は、潰瘍性大腸炎にとっては、どんな影響があるか、調べて見ました。
可愛い形と色
一口サイズで、赤い色味をしているため、味だけではなく、見た目も楽しませてくれる食材です。特に、クリームなどの白いお菓子の飾りつけによく使われており、ショートケーキには必ずと言っていいほど乗っています。
意外と味の幅が広い
甘くて、若干、酸味のある苺ではありますが、最近は、甘味を強くした苺や、少し酸味を効かせた苺など、様々な種類があり、用途に合わせて選ぶことが可能です。そのまま食べても美味しいですが、組み合わせ次第では、非常に美味しいスイーツになるので、美味しい苺を探してみるのもいいかもしれません。
ジュースにすることが可能
水分や甘みがあるので、ミキサーなどで細かくすれば、ジュースにすることが出来ます。ただ、苺のみで作ると、意外にも多く使用する必要があるため、バナナや林檎(りんご)など、他の果物と一緒に混ぜたり、牛乳やヨーグルトなどにも合うので、他の食材を合わせたオリジナルのフルーツジュースを作るといいかと思います。
免疫力を高める
他の食材と比べると少し落ちますが、ビタミンCが含まれており、免疫力を高めてくれます。あまり効果は期待できませんがそれでも貴重な栄養源ではあります。
腸内環境を整えるが消化が悪い
苺には「ペクチン」と呼ばれる水溶性食物繊維があります。悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果や下痢、便秘などを調整してくれます。
ただ、食物繊維でもあり、消化が悪いため大腸に負担をかける可能性があります。一度に大量には食べす、分けて食べることをお勧めします。
種は消化が悪い
苺の表面には、種がびっしりと付いており、消化が非常に悪い上に細かく硬いため、大腸に負担をかけたり、炎症部分を傷つけたりする恐れがあります。食べる場合は生のまま食べず、種を綺麗に取り除くことをお勧めします。
食事中・食後には食べない
食事と一緒に食べてしまうと場合によっては胃酸が薄まり、消化が悪くなる可能性があります。また、苺は長時間体内にいると発酵し、ガスが溜まる恐れもあり、大腸の負担や炎症部分の傷口を広げる恐れがあるので食べるタイミングに注意が必要です。
料理する場合
濾(こ)して種を取り除く
びっしりついた粒々(種)は消化が悪いのでをなるべく取り除いて下さい。できれば濾してジュースなどにするといいかと思います。
苺のヘタは綺麗に取る
ヘタ付きであれば直前に手で摘まんで取るかと思いますが、軽く引っ張る程度だと、若干残ってしまいがちです。消化が悪いため、もし手で取る場合少し深く綺麗に取ることをお勧めします。
もしくはストローを使って反対側からヘタに向けて指すと綺麗に取れます。
できれば常温で食べる(飲む)
冷蔵庫などで冷やして保存していた場合、冷たい状態だと大腸に負担をかける恐れがあるのでできれば常温にすることをお勧めします。
小腹がすいた時に食べる
食べるタイミングの目安として、少しお腹が減ったときに食べるといいかと思います。食後のデザート感覚ではあまり食べないようにしてください。
ミルクや砂糖は極力使わない
甘いモノや乳製品などに非常に合いますが、場合によっては大腸に負担をかける可能性があります。例えばミルクは大腸に負担をかけたり、砂糖なども場合によっては炎症を悪化させる可能性があります。なるべく使わないでおくか、少しだけにしてください。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | ペクチン、ビタミンCが豊富 免疫力向上はありがたい | |
料理の 種類 | 他との食材は相性が悪く 一緒に食べるのは難しい | |
消化の 良さ | 周りの種が消化を悪くしている また、ペクチンも消化が悪い |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 種を取る必要があるため 濾したりすると少し手間 | |
再燃 しやすさ | 種や食べるタイミングなど 気を付ければ問題なし | |
その他の 危険 | 単体では問題ない 乳製品を使うとリスクが上がる |
まとめ
総合評価: 一口だけ まわりに種があるので注意
厄介な種がびっしりと付いていたりヘタを綺麗に取らないといけないため、そのまま食べるには難しい食材です。濾して種を取り除けば評価にある「一口だけ」といわず、もう少し食べても問題ないかと思います。
ただし、整腸作用のある「ペクチン」は食べすぎると大腸の負担にもなり、体調を崩したり、治りにくくなる可能性があります。また、食べるタイミングによっても大腸に負担をかける可能性もあり、注意が必要です。
まだ炎症がひどい場合は、食べ方、タイミングに気を付けつつ、様子を見ながら少しずつ食べることをお勧めします。
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