潰瘍性大腸炎とバナナ

潰瘍性大腸炎 食事

アスリートの方も注目するほどの優秀な食材です。

今回のテーマは

バナナ

バナナ

です。

そのままでもおいしい上に栄養価が高いので、朝食として食べる方も多いかと思います。また、お菓子のトッピングとしても使えるので、食後のデザートにも最適です。自販機で売られるほど人気のバナナですが、潰瘍性大緒炎にとってはどうなのか調べてみました。

意外と低カロリー

バナナは1本だけでも食べ応えがあり、そして甘いのでカロリーが高いと思われがちですが、意外にも低く、1本あたり約86kcalです。デザート食べたいけどカロリーを抑えたい場合には重宝する食材です。

血圧を抑える

ミネラルが豊富で、特にカリウムが他の野菜や果物と比べると非常に高いです。また、野菜等は調理する必要があるため、カリウムが一部失われますが、バナナはそのままで食べることが多いので、他の食材と比べて、摂取しやすい食材です。

血圧が気になる方、カリウムが不足気味の方にはお勧めです。

朝に食べれば活力になる

バナナの糖質は、食べた後、約20分ほどで消化が始まり、エネルギーになるため、1日の始まりや運動前に食べると効果的です。また、豊富なビタミンで疲労回復にも効果があり、疲れにくい体にもしてくれます。

朝に起きて活動する前の食事には最高の食材です。

睡眠の質を上げる(少し注意)

朝のイメージが大きいバナナですが、夜寝る前にもお勧めです。睡眠の質を上げる効果や精神を安定させる効果もあります。疲労回復も相まって1日の疲れを癒し、さらに睡眠の質を上げてくれます。

ただ、潰瘍性大腸炎の場合、大腸を休ませることの方が大事であるため、寝る前に食べることはあまりお勧めできません

免疫力がアップする

ビタミンがバランスよく含まれており、その中でも免疫力を高めるビタミンCをはじめ、免疫細胞を活性化させるビタミンB6、さらには免疫力を維持させるカロテンなども豊富に含まれています。

免疫力アップだけではなく、維持なども合わせてしてくれるので、非常に優秀です。

消化が悪い

残念ながら食物繊維が多いため、消化が悪いです。特に不溶性食物繊維が多いため、炎症を悪化させる恐れがあります。また、硬い種も細かく存在しますので悪化させるリスクが高いです。

食べる場合

バナナジュース

濾(こ)してジュースがオススメ

繊維質や種が多く、大腸の負担が大きいので、繊維質や種を取り除くと同時にジュース等、細かくした状態にすれば、多少消化が良くなり、再燃のリスクは減るのでお勧めです。

熟しすぎに注意

買った後すぐに食べるよりは少し熟した方が甘くておいしいですが、傷みやすいのでリスクを考慮し、若干早めに食べることをお勧めします。

食べる目安は、黒い斑点が少し出るくらいがリスクが少なく、甘いかと思います。

その他の注意点

冷たい状態では食べない

大腸に負担がかかるので、常温にしてから食べるようにしてください。

食べすぎに注意

消化は良くないので食べすぎに注意です。

数回に分けて食べる

多少、大腸の負担やリスクが軽減されます。

トッピングに注意

乳製品やお菓子に合いますが、大腸の負担を考慮してください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
エネルギーやビタミン等が豊富
不溶性食物繊維が多いので注意
料理の
種類
お菓子等に使えるが、大腸のことを考えると
作れる種類は少ない
消化の
良さ
不溶性食物繊維が多いため消化が悪い
食べすぎに注意

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
熟す必要があるので多少時間がかかる
ジュースは濾す必要があるため手間
再燃
しやすさ
不溶性食物繊維と種で大腸を傷つける恐れあり
食べすぎに注意
その他の
危険
シュウ酸があるので結石になる恐れあり
カリウムも過剰摂取しやすいので若干注意

まとめ

総合評価: 一口だけ 安定した時に

カリウムやビタミンなどが豊富にあり、免疫力を高めるだけではなく、疲労回復や睡眠の質を上げるなど、潰瘍性大腸炎にとっては非常にありがたい効果が多くあることがわかりました。

ただ、決して消化が良いわけではないので、まだ炎症がひどい場合、寝る前に食べるのは控えた方がいいかと思います。また、そのままでも食べられますが、種があるのでこちらも注意する必要があります。

栄養面では最高の食材ではありますが、種や繊維質など、炎症を悪化させる恐れがある部分が多いため、炎症がひどい場合は避けた方がいい食材です。ですが、朝食にはいいので、落ち着いたら積極的に食べてもいいかもしれません。

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