時々ですが、ボリボリ食べている日があります。
今回のテーマは
大豆
です。
茹でた状態だと、淡白な味ではありますが、煮たらホクホク、炒(い)るとポリポリといろんな食感を見せてくれます。それを活かしてサラダやスープに添えたりすることもあり、いろんな顔を見せてくれる食材です。個人的には、炒った大豆が好きで、大豆の香ばしさと食感でついつい止まらなくなってしまいがちです。そんな大豆について調べてみました。
植物性で良質なタンパク質
「畑の肉」と言われるほど良質なタンパク質が取れる貴重な食材です。具体的にはタンパク質の評価(良質かどうか)を示すアミノ酸スコアがありますが、評価が高く、鶏肉などの肉と匹敵するほどの良質なタンパク質を持っています。
免疫力アップ
腸内にいる善玉菌の餌となってくれるオリゴ糖が豊富にあります。その結果、悪玉菌を増やさず、善玉菌を増やすことになるので腸内環境が改善し、免疫力アップにつながります。
消化は悪い
ヘルシーな大豆ではありますが、食物繊維が豊富であるため、消化はあまり良くないです。また、薄い皮も存在しており、そのまま食べることは可能ですがこちらも消化が悪いため、大腸に負担をかける恐れがあります。
また、炒った大豆はとても硬くなっているため、炎症部分を傷つける恐れがあります。一度に多くは食べないでおくことともし体調が悪化した場合は一度主治医に相談してください。
カロリーが高い
お肉の代わりになりますが、食べすぎに注意が必要です。実は大豆のカロリーは100gあたり451kcalと意外と高く、カロリーオーバーになる可能性もあります。ヘルシーでもありますが、消化も悪いので少しずつ食べるようにしてください。
(余談)豆知識
大豆はいわゆるマメ科で、ダイズ属と呼ばれる種類だそうで、枝豆と同じだそうで、未成熟な状態に収穫するそうです。ほかのマメ科でもある「エンドウ豆」や「ソラマメ」「ひよこ豆」などは、「属」が違うらしく、別物みたいです。
料理する場合
皮を綺麗に取る
皮はそのまま食べることはできますが、消化が悪いため、できれば綺麗に取り除いてください。取り除くことが難しい場合は食べる量を少なくするか、濾(こ)してもいいかと思います。
茹でて使う
炒った状態だと水分を飛ばすため、豆が硬くなります。その状態で食べると消化が悪い上に炎症部分を傷つける恐れがあります。水分を含んだ状態の方が柔らかく安全で消化もいいのでお勧めです。
肉の代わりに使える
手間はかかりますが、潰して使えばお肉の代わりになってくれます。皮も取り除くことが可能で、お肉よりは消化も良く安全に食べることができます。潰した大豆を挽肉と混ぜれば、肉の量を減らしたハンバーグなども作れます。
肉と比べると多少違いはありますが、食感などはほとんど同じで大豆の風味が加わり、とてもおいしいのでお勧めです。
炒った場合はきな粉にする
炒った大豆の場合はすりこぎなどを利用し、粉にして食べるといいかと思います。粉にすることによりそのまま食べるよりは消化が良くなります。ほかの食材と混ぜ合わせることも可能なので味を変化させたかったり、タンパク質が足りないと思ったら振りかけて食べてもいいです。
その他の注意点
そのままよりは潰して濾した方がいい
潰すことにより大腸の負担を軽くすることができます。
一度に多く食べない
消化は決して良くはないので少しずつ食べるようにしてください。
【番外編】加工食品とは評価が違う
大豆には、豆腐や味噌などいろんな加工食品になりますが、悪化のリスクである、食物繊維がほとんど無い上に、栄養価も、ほとんどそのままという潰瘍性大腸炎にとっては、うれしい評価となりました。
是非、参考にしてみてください。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 植物性なのに良質なタンパク質が豊富 ただ食物繊維も多い | |
料理の 種類 | 大豆単体だと少ないが、お肉の代わりにすれば 種類が多い | |
消化の 良さ | 食物繊維と脂質があるので注意 潰して使えば多少消化は良くなる |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 皮を取り除く必要がある 潰すのも手間が掛かる | |
再燃 しやすさ | 食物繊維は多いが、一度に多く食べなければ 問題なし | |
その他の 危険 | 植物性なのであまりリスクは無し カロリーが少し高いので注意 |
まとめ
総合評価: 少しだけ いろんな使い方が出来る
潰瘍性大腸炎になると大好きな肉が食べられなくなるので非常に残念ではありますが、大豆を潰して使えばお肉の代わりになってくれる優秀な食材です。また、栄養価も高く、良質なタンパク質があるのも魅力的です。
ただ、食物繊維も豊富にあり、とくに不溶性食物繊維も多いため、一度に多く食べると場合によっては体調を崩すこともありますので注意が必要です。また、カロリーも無視できないです。
お肉の代わりになる非常に魅力的な食材ではありますが、食べるのに少し工夫する必要があるということと、食べすぎて炎症が悪化しては本末転倒なので体調に合わせてゆっくり食べるようにしてください。
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