昼食や年末、引っ越しの挨拶時に活躍します。
今回のテーマは
蕎麦(そば)
です。
画像はソバの花だそうです。このソバの実の部分を挽いて麺にした食材が今回のテーマです。冷たい状態でも温かい状態でも食べることができ、手軽に食べられます。薬味などを入れればさらにおいしくなりますが、あまりお勧めできません。
栄養価は高い
蕎麦は他の麺と比べて、栄養価が高く、取りずらいビタミンB群やミネラルが豊富にあります。また、糖質や脂質も少ないので気になる方には非常にありがたいです。ただ、食物繊維は多いので注意が必要です。
トッピングしやすい
具材を乗せたり、スープを変えたりすることが可能なので、蕎麦以外の栄養を補えたり、味に変化をさせることが可能です。また、温かくしたり冷たくすることも可能なので、工夫次第では年中活躍してくれる食材になってくれます。
疲労回復やストレス改善の効果がある
蕎麦にはビタミンB群が多く含まれているため、疲労や、生活でのストレス、食欲不振を改善する効果があります。また、麺類なので食欲が無くても食べることができ、夏バテなどを防止してくれます。
生活習慣病や認知症などを予防する
蕎麦には「ルチン」と呼ばれる成分が含まれています。この成分は抗酸化作用の効果があり、体のサビや、老化などを防いでくれます。その結果、動脈硬化や心臓疾患、高血圧などの生活習慣病や認知症などを防いでくれます。
消化が悪く炎症を悪化させる恐れがある
ソバの実はを挽いて細かくしていますが、穀物であるため、消化の悪い部分も多く含まれています。とくに不溶性食物繊維が多いため、消化が悪くなったり、炎症を悪化させる可能性があるので食べすぎに注意が必要です。
料理する場合
冷たい状態では食べない
ざるそばのような冷たい状態では消化が悪く、大腸の負担が大きいです。夏の場合は冷たいざるそばを食べたいところですが、なるべく温かい麺で食べるか、もしくは温かいつゆに入れてから食べるようにしてください。
よく噛むことを意識する
蕎麦はツルツルと食べてしまいがちです。特に麺類系は早く食べてしまう傾向があり、また消化も悪いのでよく噛むことを意識してゆっくり食べるようにしてください。
小麦粉の多い麺を選ぶ
蕎麦粉のみで作られた麺は色や風味がよく、おいしいですが、消化が悪いので、なるべく小麦粉の割合が高い蕎麦を選ぶか、諦めて「うどん」にしてください。
ちなみに蕎麦の種類と割合は以下の通りだそうです。
名称 | 比率 蕎麦:小麦 | 蕎麦粉 | 小麦粉 | コメント |
---|---|---|---|---|
十割 とわり | 10:0 | 100.00% | 0.00% | 蕎麦粉100%の蕎麦 できれば別の麺で |
外一 そといち | 10:1 | 90.90% | 9.10% | 蕎麦粉の割合が高い これも選ばない方がいい |
九割 きゅうわり | 9:1 | 90.00% | 10.00% | 純粋に9割の蕎麦 まだ高いかも |
外二 そとに | 10:2 | 83.33% | 16.67% | 少し変わった割合の蕎麦 あまり見ないかも |
二八 にはち | 8:2 | 80.00% | 20.00% | 2割抑えた蕎麦 最低でもこれで我慢 |
七三 しちさん | 7:3 | 70.00% | 30.00% | さらに減らした蕎麦 あればこちらも候補 |
同割 どうわり | 5:5 | 50.00% | 50.00% | あまり見ない割合の蕎麦 これくらいが安全かも |
具材は消化の良い練り物を
天ぷらや山菜、魚や肉にも合う蕎麦ではありますが、天ぷらの衣は脂質が高かったり、山菜やキノコなども不溶性食物繊維が多いのでなるべく控え、カマボコやちくわなど消化の良い練り物を入れるようにしてください。
その他の注意点
薬味は少しだけ
ネギなどを入れたいですが、消化が悪いので少量にしてください。
卵を加える
蕎麦は栄養ありますが、偏っているので卵などで補う必要があります。(生はダメ)
調子が悪い場合は「うどん」にする
蕎麦は消化の良い方ではないので、体調不良の場合はうどんにしてください。
刺激物は入れない
七味やショウガ、ワサビなどは悪化する恐れがあるので入れないでください。
糖質に注意
小麦粉が多いとGI値(食後の血糖値上昇度)が高くなるので気になる方は注意。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | ルチンやビタミンB群などが豊富 ただ食物繊維がやや高い | |
料理の 種類 | ほかの麺類と比べるとアレンジが少ない トッピングのみの評価 | |
消化の 良さ | 穀物なので食物繊維が多い 小麦粉を含んだ麺をなるべく選ぶ |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 茹でるだけなのでほとんど手間が掛からない トッピングの方が手間かも | |
再燃 しやすさ | 食物繊維はやや多い よく噛んでゆっくり食べることを意識するべし | |
その他の 危険 | 基本的にリスクはないが、 食べすぎはアレルギーになる恐れがある |
まとめ
総合評価: 少しだけ ゆっくりよく噛んで
今は乾燥めんが売られており、めんは茹でるだけで作ることができ、つゆを揃えれば非常に簡単に食べることができます。栄養価も高く、疲労回復などの効果もあるのがうれしいです。
ただ、穀物のソバの実を使用しているため、不溶性食物繊維も多く、また、麺類なので一気に食べてしまう傾向があり、大腸に負担をかけてしまいがちなので、よく噛むことを意識しつつ、ゆっくりと食べる必要があります。
そんな食べるのに少し手間が掛かる食材ではありますが、麺類なのでアレンジがしやすく、作り方次第では栄養満点の食事ができるかと思います。食材などを厳選しないといけませんが、大腸にやさしいオリジナルな蕎麦を考え、レパートリーの1つにしてみてください。
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