潰瘍性大腸炎とチーズ

潰瘍性大腸炎 食事

これを合わせるだけで、美味しく見えます。

今回のテーマは

チーズ

チーズ

です。

種類が多すぎて、全く覚えられませんが、料理名に「チーズ」と書かれていたり、乗っているだけで、美味しいと感じてしまう食材です(自分だけかも…)。あの伸びる感じは、なんとも食欲をそそり、味や食感、匂いなど、大好きな方には、非常にたまりません。そんなチーズについて、調べて見ました。

別の料理になる

火を通すと伸びるチーズは、食材によく絡むため、そのまま食べるよりも、全然違った料理に仕上げてくれる食材です。特に、お肉料理などによく合い、例えば、ハンバーグでも、チーズを乗せるだけで、別物になり、一味違った料理に仕上げてくれます。

食事・お菓子共に活躍する

先ほどの料理だけではなく、種類によっては、お菓子として利用することが可能です。クリームチーズを利用すれば、チーズケーキが作れたり、フライパンで焼けば、カリカリのチーズチップスなど、食感が全く違うお菓子に仕上がります

種類は限定されますが、うまく利用すれば、余ったチーズでお菓子も作ることが出来ます。

いろんな食材に合う

使い分ける必要はありますが、どんな食材でも合い、そして美味しくしてくれます。お肉、野菜だけではなく、果物や、お酒にもよく合うそうです(ただ、お酒はNGです)。

今は、ネットで調べることが出来るので、使用する食材には、どんなチーズが合うのか、調べて見るのも楽しいかもしれません

骨を丈夫にする

骨の材料にもなるカルシウムが豊富にあり、料理にも簡単に取り入れることが出来るので、手軽に摂取することが可能です。乳製品なので、カルシウムの吸収率が高く、また、牛乳のように体調を崩すリスクは少ないので、多少安心して食べることが出来ます。

筋肉の衰えを防ぐ(少し注意)

お肉に匹敵するほど、良質なタンパク質が豊富で、筋肉の衰えを防いでくれる効果があります。こちらもタンパク質の少ない野菜などと合わせれば、栄養を補うことが可能です。

ただし、動物性タンパク質なので、腸内環境を悪化させ、場合によっては、体調を崩すことがあるので、注意が必要です。

種類が多すぎる

非常に多くの種類があり、名前が覚えきれません。そして似たような名前もあり、若干、ややこしいです。(ブーチーズとブーチーズなど)同じチーズではありますが、味や食感などは全然違い、場合によっては、相性が悪いモノもあるので、購入する前に名称をしっかり見るなど、注意が必要です。

消化は悪い

脂質が非常に多く、糖質はほとんど無いため、腹持ちが良い分、消化の悪い食材です。また、乳酸菌が多く含まれており、健康な方であれば、整腸作用などのうれしい効果がありますが、潰瘍性大腸炎にとっては、大腸に負担をかけてしまう要素の多い食材です。

炎症を治りにくくさせる恐れがあるので、注意が必要です。

体調不良になる恐れがある

タンパク質は豊富ですが、動物性であるため、腸内環境を悪化させ、トイレの回数が多くなる恐れがあります。またそれ以外にも、頭痛や吐き気を感じる場合があり、体調不良による炎症の悪化や再燃があるので、食べ過ぎには注意が必要です。

カロリーが高い

チーズの原料は、牛などから取れる乳を原料としているため、先ほどにも書いたように、糖質はほとんどありませんが、脂質が高い食材です。そのため、少量であっても、無視できないほどのカロリーがあります。また、高カロリーな食材とも相性がいいので、調理方法によっては、カロリーオーバーになる恐れがあるので、注意が必要です。

料理する場合

チーズケーキ

火はなるべく通す

そのままでも食べることは可能ですが、冷たい状態や生の状態は、悪化のリスクがあります。そのため、食べる前に温めたり、調理した状態など、一度火を通すことをオススメします。

ただ、焼きすぎは、焦げとなりかえって消化が悪いので、注意してください。

用途に合わせて使う

ワンランク上の料理に仕上がるチーズですが、たとえ、大好きな種類であっても、食材の組み合わせや、料理によっては、かえって味を損なう恐れがあります。そのため、一度、ネットなどで調べてから購入することをオススメします。

体調不良・血便時は食べない

動物性であるため、食べ過ぎると、腸内環境を悪化させる恐れがあります。チーズには、乳酸菌も含まれていますが、こちらも潰瘍性大腸炎にとっては、かえって悪化させるリスクがあるので、体調不良や血便など、大腸が弱っている状態時は、食べないようにしてください。

カビは避ける

ブルーチーズなどに含まれている、青カビは、無害どころか、体に良いモノではありますが、潰瘍性大腸炎にとっては、体調を崩す恐れがあります。また、カビが生えやすいチーズも存在し、こちらは、健康な方であっても、有害なモノなので、リスクを抑えるために、カビが生えている(無害であっても)チーズは、食べない方がいいかもしれません。

その他の注意点

組み合わせる食材に注意

チーズ自体がカロリーなどが高いため、注意してください。

食べ過ぎに注意

脂質・カロリーが非常に高い上に、食欲がそそり、食べ過ぎる恐れがあります。

開封後はなるべく早く食べる

どの食材にも言えることではありますが、チーズに関しては、リスクが高いので注意してください。

火傷に注意

伸びたチーズで、顔にくっつき、火傷する場合があるので注意です。(経験談)

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
取りずらいカルシウムやタンパク質が豊富
ただ、デメリットの脂質やカロリーも高い
料理の
種類
いろんな食材にも合い、レシピも豊富
使い方次第では、ワンランク上の料理に仕上がる
消化の
良さ
脂質が非常に多いため、消化が悪い
また、食材によっては、さらに消化を悪くさせる

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
1から作ると大変だが、市販で完成されたモノがある
種類も豊富なので、用途に合わせて使うといい
再燃
しやすさ
大腸に負担をかける要因が多い
たとえ無害のカビであっても、気を付ける
その他の
危険
脂質やカロリーの過剰摂取になる恐れがある
また、頭痛や吐き気を催すこともある

まとめ

総合評価: 避けた方がいい 安定するまで我慢

種類が豊富なので、チーズは好きだけど、人によっては匂いがきついなど、好みが分かれる珍しい食材です。ただ、レシピが非常に多く、同じ料理であっても、チーズを乗せるだけで、別物になるので、うまく利用すれば、本格的な料理に仕上げてくれます。ネットで調べるだけでも、種類の多さと、完成された料理が美味しそうに見えて、調査してても、楽しくなりました。

ただ、脂質やカロリーが高いので、大腸に負担をかけてしまう恐れがあります。また、乳酸菌は、潰瘍性大腸炎にとっては、デメリットが多かったり、食べ過ぎによる体調不良もあります。特に、チーズが好きな方は、匂いだけでも食欲もそそるため、食べ過ぎにも注意です。

貴重なカルシウムが豊富で、吸収率が高いなど、栄養面は悪くないのですが、大腸に負担をかけてしまう要素が多く、特に炎症中や体調不良の場合は、悪化や再燃のリスクも高い食材です。食べ続けると、治療が長期化してしまう恐れがあるので、寛解になるまでは、避けた方がいいと判断し、牛乳と同じような評価になりました。

せっかく料理の幅が広いのに、食べることが出来ないのは非常に残念です。また、チーズが入っている料理に遭遇する機会が多く、知らず知らずに食べてしまう恐れがあります。外食やお弁当など、自分が作らない食事には、購入前に、確認してから食べることをオススメします。

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