さやえんどうの別バージョンです。
今回のテーマは
さやだいず
です。
「さやえんどう」というお菓子を見た人は多いかと思いますが、こちらは主に大豆を使用したお菓子だそうです。見た目は緑色から黄色っぽい色に変わっただけではありますが、イメージ的に避けたい食物繊維が少なく、かつ摂取しにくいタンパク質が多そうなので、潰瘍性大腸炎としては良いものかなと思い興味本位で購入、食べてみました。
どんなモノ?
大豆感が増した黄色いさやえんどう
緑色のさやえんどうと形は同じで、少し長くて細い感じは変わらず、色だけは名前通り、大豆の色になっており、味など別のモノに仕上がっていました。(後述でまとめています)
個人的な感想ですが、こちらのほうが自分は好みです。
脱脂大豆粉で作られている
「大豆由来の栄養がつまっています」という文言が気になり、調べたところ、一応、原料として大豆を使用していますが、脂を取り除いたカス(粉)で作られているみたいです。
大豆以外のモノで作られているのではないかと少し疑いましたが、安心しました。
軽い食感でほぼ同じ形
さやえんどうとほとんど変わらず、軽いサクサクとした食感なので、硬いモノが苦手な方にも食べられます。耐久力に難があるためか、折れてしまっているモノもありますが、ほとんどが形を保っており、最後まで同じ形のまま楽しめました。
しっかりした味でおいしい
大豆特有の独特の風味は、ほんの少しありましたが、苦手な方でも食べられるようになっているのか、最後までおいしく食べられました。また「うすしお」だけに塩味は少ないですが、タマネギのような甘みでしょうか?それがいい感じに口に広がり、ポテトチップスとは違った味でおいしかったです。
もっさり感は少ないかも
サクサクの食感は、食べ続けると口の中がモサっとした感覚になりますが、あまり感じませんでした。これは最後に油を吹きかけて仕上げているため、のどごしが良いそうです。といっても揚げたような油っぽい感じはなく、最後までおいしくいただけました。
ノンフライなのだが脂質は高い
さやえんどうとポテトチップスで比較してみました。さやえんどうとは、内容量は少し違うのですね。(上:1袋当たり 下:53gで計算した場合)
栄養素 | さやだいず (53g) | さやえんどう (61g) | ポテトチップス (60g) | 1日の推奨量 (健康の場合) | 潰瘍性大腸炎の評価 |
---|---|---|---|---|---|
エネルギー | 263kcal | 293kcal 254.6kcal | 336kcal 296.8kcal | 1800~ 2200kcal | さやえんどうのほうが低い 脂質が多いせい? |
タンパク質 | 12.3g | 10.5g 9.1g | 3.1g 2.7g | 60~65g | イメージ通りで高い 素晴らしい! |
脂質 | 13.3g | 15.0g 13.0g | 21.6g 19.1g | 40~60g | ノンフライなのに 思った以上の高さ |
炭水化物 | 24.1g | 32.2g 28.0g | 43.2g 38.2g | ||
糖質 | 20.8g | 25.6g 22.3g | さやえんどうよりは 少し低い程度 | ||
食物繊維 | 3.3g | 6.6g 5.7g | 意外と低い 大豆由来の成分だから? | ||
食塩相当量 | 0.8g | 0.4~0.9g 0.35~0.78g | 0.7g 0.6g | 7.5g未満 | うすしおでも他と変わらず 塩分は高い |
ノンフライと明記されている割には、脂質が非常に高いことが気になりました。これは先ほどにも書いたように、最後の仕上げに油を使用していることが理由だと思われます。といっても、揚げてあるポテトチップスよりは低い数値です
ただ食物繊維は思った以上に低いみたいで、糖質もそれほど高くはないようです。あとは、想像した通り、タンパク質が多いので、大豆特有の栄養価ではないかなと思います。
潰瘍性大腸炎としての評価
脂質は多い
ノンフライではありましたが、脂質が思った以上に多いため、大腸の負担が大きいです。緑色のさやえんどうと比べても高いので、炎症中や、体調がすぐれない日は避けたほうがいいです。
口の中がもっさりとしたあまり感覚はなく、おいしかったですが…。
食物繊維は少ない
たとえ原料が大豆でも多いのでは?と思いましたが、さやえんどうの半分程度だったので、悪くないかもしれません。おそらく、大豆の粉で作られているため、繊維質は少ないのではないかと思います。
ただ、先ほどにも書いたように消化は悪いわけではないので、注意が必要です。
タンパク質は豊富
大豆の効果でしょうか、タンパク質は豊富なので、貴重なたんぱく源にはなるかと思います。ただ、先ほどにも書いたように、脂質も多いため、食べすぎると体調を崩す恐れがあるので、少しずつ食べることをオススメします。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | タンパク質は高く、食物繊維も低いのだが、 脂質が思った以上に高かった | |
料理の 種類 | このままでもおいしいのだが、 何かに使えそうな予感(素人) | |
消化の 良さ | 脂質が思った以上に高かった ノンフライだといって油断しないように(自分) |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 完成品なので袋を開けるだけ 粉々にして何かに使えないかな | |
再燃 しやすさ | 脂質以外でも、成分表を見る限り、 若干リスクがあるかも | |
その他の 危険 | 炭水化物がほぼ糖質なので、糖尿病のリスクあり といっても、それほど食べるものではない |
まとめ
- タンパク質が豊富でカロリーも高くない
- 食物繊維がほとんどない
- ノンフライの割には脂質が高い(栄養成分表示は確認を)
総合評価 (一口だけ 体調に合わせて)
ノンフライ、脱脂大豆粉(脂を取り除いたカス)など、脂質が低そうな要素があったので、これは期待できるのかもと思って調べていましたが、仕上げの最後に使用した油で、帳消しになっているお菓子でした。「ノンフライは脂質が少ない」というイメージは、今後改めた方がよさそうです。
ただ、大豆のように、タンパク質が豊富であることと、食物繊維が少ない、糖質も低く、カロリーもそれほど高くないなど、脂質を除けば、栄養価は悪くないのではないかと思います。
潰瘍性大腸炎としては、良い部分と悪い部分が極端なので、どのような評価にするべきか迷いましたが、脂質は高くても、ポテトチップスよりは低く、食物繊維やカロリーも高くないので、少し上げてこのような評価になりました。
良い部分も悪い部分も、初めて手に取ったイメージとは違ったお菓子ではありましたが、思った以上に好きな味になっており、さらにはタンパク質も取れるので、安定したころに少しずつ食べるお菓子の候補としては悪くないかもしれません。大豆特有の味もほとんどしないので、機会があったら食べてみるといいかと思います。
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