潰瘍性大腸炎とアボカド

潰瘍性大腸炎 食事

醤油を付けて食べるとマグロと同じ味になるそうです。

今回のテーマは

アボカド

アボカド

です。

大好きな方も多いかと思いますが、私の場合は食べる機会が少ないため、なかなか、お目にかかれない食材です。「アボカド?アボガド?」「野菜?果物?」「マグロ!?」などなど、疑問が多い食材で、野菜のように緑色ですが、意外と食べやすく美味しいです。そんなアボカドについて調べてみました。

※ ちなみに読み方は「アボカド(英語:avocado)」分類は「果物」だそうです。

疲労回復の効果がある

アボカドには、ビタミンB群が豊富にあるため、疲労回復に効果があります。勉強や運動後の疲れを取ってくれたり、ストレスなども軽減してくれるため、潰瘍性大腸炎にとっては、ありがたいです。

糖質が低い

糖質が、100gあたり0.9gほどなので、他の食材と比べると糖質が低いのも特徴の一つです。これは、果物だけではなく、一部の野菜よりも少ないので、糖質が気になる方には、ありがたい食材です。

生活習慣病のリスクを抑える

アボカドの脂質不飽和脂肪酸と呼ばれ、お肉などの動物性と比べると、脂肪が付きにくい上に、様々な病気のリスクを抑えてくれます。また、抗酸化作用のあるビタミンなどもあり、がんまでも予防する効果があるため、生活習慣病をはじめ、幅広い病気のリスクを抑えることができる食材です。

カロリーが高い

糖質は少ないですが、脂質が他の食材と比べて多いため、全体的にカロリーが高いです。先ほど「脂肪が付きにくい」と書きましたが、食べすぎるとカロリーオーバーとなり、太る原因にもなるので注意が必要です。

消化が悪く炎症を悪化させる

残念ながら、食物繊維が多く、特に不溶性食物繊維が多いです。また、何度もあるように脂質も高いです。そのため、全体的に消化が悪く、炎症を悪化させるリスクが高いので、食べる際には注意が必要です。

料理する場合

アボカドの刺身

皮がチョコレート色になったら食べごろ

市販で売っているアボカドは、緑色や茶色がありますが、緑色の場合は、まだ未熟であり、少し硬いため、消化が悪く、大腸に負担をかける恐れがあります。できれば、皮が茶色くチョコレートのような色になるまで、食べないでおくことをお勧めします。

すぐに食べる場合は、緑色を避け、チョコレートのような色を選ぶといいかと思います。

中が黒い場合は食べない

黒い斑点程度は、腐っているわけではありませんが、腐る手前であり、免疫力の少ない潰瘍性大腸炎にとっては、食中毒のリスクが高いです。炎症があったり、体調が優れない、下痢気味の場合は、負担が大きくなるため、食べないでおくことをお勧めします。

濾(こ)して使う

細かくすることで、より消化が良くなり、リスクを抑えることができます。刻んでもいいですが、濾した方が楽に細かくできる上に、ホイップのような仕上がりとなり、他の食材にかけたり、ジュースにして混ぜたりすることも可能なので、お勧めです。

火を通す

生で食べることが多いかもしれませんが、できれば一度火を通すことで、多少消化が良くなります。サラダなどに使う場合は、一度茹でた後に使うと、柔らかくなり、食べやすいのでお勧めです。

その他の注意点

調味料に注意

脂質が多いので、マヨネーズなどは少量にしてください。

食べ過ぎに注意

脂質食物繊維が多いので、注意してください。

よく噛む

多少消化が良くなります。

体調が悪い場合は食べない

やはり脂質が多く消化が悪いので、注意してください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
不飽和脂肪酸やビタミンなどが豊富
ただ、脂質であることと食物繊維が多い
料理の
種類
脂質が多いため、そのまま食べるか
潰してかける程度しかないかも
消化の
良さ
脂質と不溶性食物繊維が多い
ただ、脂肪になりにくいのはいいかも

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
皮と種を取ったり、潰す場合は少し手間くらい
熟しすぎに注意
再燃
しやすさ
脂質と不溶性食物繊維が多い
食べ過ぎに注意
その他の
危険
不飽和脂肪酸で体にいいかもしれないが、
やはり脂質なので、食べ過ぎるとリスクはある

まとめ

総合評価: 一口だけ カロリーと脂質に注意

「森のバター」と言われるほど、クリーミーな味のある食材です。脂質は多いですが、「不飽和脂肪酸」なので、脂肪が付きにくい上に、様々な病気のリスクを抑えてくれるため、是非とも食べたい食材です。

しかし、脂質が多いということは、その分カロリーも高い上に、潰瘍性大腸炎にとっては、大腸の負担が大きくなります。また、不溶性食物繊維もあるため、炎症を悪化させるリスクもあります。

不飽和脂肪酸のメリットはありますが、脂質によるカロリーオーバーの可能性があることと、不溶性食物繊維による炎症のリスクがあるため、炎症があるうちは「できれば食べない方がいい」という評価になりました。

ただ、動物性であるバターやマーガリンの代わりになるので、それらと比べると多少安全、体に良い脂質を取ることができます。もし食べる場合は、今の体調と相談し、消化を良くする工夫をしながら作るようにしてください。

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