穴が開いている食材です。
今回のテーマは
蓮根(れんこん)
です。
不思議な形をした食材で、様々な食感があり、この食感を活かした料理も多く、食事を楽しませてくれます。おせち料理にも使われるなど、和食によく見かけますが、他の味付けとの相性も良く、中華をはじめ、様々な料理に活躍してくれます。そんな蓮根について調べてみました。
いろんな食感が楽しめる
切り方次第では、歯ごたえを良くしたり、柔らかくすることも可能な食材です。また、薄くスライスして、揚げれば蓮根チップになったり、擦って焼けば、おやきになるなど、シャキシャキやカリカリ、モチッとした食感を生み出してくれる食材です。
料理の幅が広い
煮物や揚げ物、炒め物など、様々な調理に使え、食事を楽しませてくれます。また、先ほどの項目にも書きましたが、おやきにもなるため、おやつとしても活躍してくれる、非常に頼もしい食材です。
味付けもしやすく、他の食材にも合うので、食事のレシピを広げてくれる頼もしい食材です。
免疫力を向上させる
ビタミンCをはじめ、ビタミンEやβカロテンなどが豊富にあり、免疫力を向上させる栄養素が多く含まれています。また、タンニンと呼ばれる成分も含まれており、こちらも免疫力を向上させる効果があります。
ただし、このタンニンは、鉄分の吸収を阻害したり、若干味に不快をさせる恐れがあるので、注意が必要です。
血圧を抑える
血圧の上昇を抑えてくれるカリウムがあり、高血圧などを予防してくれます。蓮根は、基本的には淡白なので、醤油をなどを使いがちですが、その塩分をある程度抑えてくれます。
消化が悪く、悪化する恐れがある
食物繊維が多く、特に不溶性食物繊維が多いので、炎症を悪化させる恐れがあります。そのため、食べる際には、注意する必要があります。
炎症がひどい場合は、避けた方がいいかもしれません。
体調を崩す恐れがある
蓮根には、外敵から守る毒素が含まれており、食べ過ぎると、腹痛や吐き気の症状が出る恐れがあり、体調を崩すことがあります。また、体調を崩すことにより、炎症を悪化させる恐れがあり、悪循環になる可能性もあります。
炎症がまだあるうちや、体調が悪い場合は、食べないでおくことをオススメします。
料理する場合
下処理が必要
先ほどの項目にも書きましたが、毒素が含まれており、体調を崩したり、不快な味にさせる恐れがあります。ストレスや悪化するリスクが高まる恐れがあるので、切ったら水や酢に付けるなどの工夫をし、下処理を徹底にするようにしてください。
細かく刻む
繊維質が多く、消化が悪いですが、繊維を切るようにすれば、柔らかくなり、多少消化が良くなります。食感が無くなってしまいますが、まだ炎症があるうちは、なるべく細かく刻んだり、擦った状態で使うことをオススメします。
皮は綺麗に取る
蓮根の皮は、消化が悪く、食べにくくさせ、不快になる恐れがあります。また、煮物などに使う場合は、皮を取り除くことで、味をしみこませやすく、食べやすくさせてくれるので、綺麗に剝いてから使うことをオススメします。
ただし、若干、剥きにくいので、包丁で使う際は、怪我をしないようにしてください。
おやきがオススメ
細かくすりおろして、焼いたおやきがオススメです。ある程度、消化が良く、火を通すことで、悪化のリスクを抑えることができます。また、食事だけではなく、おやつにも使えるので、活躍してくれるのではないかと思います。
その他の注意点
生では食べない
生でも食べることができるみたいですが、加工品でも、一度火を通すことをオススメします。
食べ過ぎに注意
不溶性食物繊維が多いので、炎症を悪化させる恐れがあります。
調味料に注意
淡白な味なので、調味料を多く利用しがちです。注意してください。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 安全に食べるには、下処理や細かくするなどの工夫が必要 皮もあるため、剥く必要もある | |
再燃 しやすさ | 不溶性食物繊維が多いので、 食べ過ぎると悪化する恐れあり | |
その他の 危険 | 下処理をしっかりしないと腹痛などの恐れがあり、 体調を崩すことがある |
まとめ
総合評価: 一口だけ 食べ過ぎには注意
食感と調理方法が多いので、食事だけではなく、おやつにも活躍してくれる食材です。また、栄養面も、免疫力向上する栄養素も多く、潰瘍性大腸炎にとっては、ありがたく、そして摂取しやすい食材だということがわかりました。
ただ、非常に手間がかかる食材で、皮を剥いたり、アク抜きをするなどの下処理をしっかりやらないと、体調を崩す場合があります。また、不溶性食物繊維が多いので、食事をする際にも注意する必要があり、全体的に、悪化、再燃のリスクが高い食材でもあります。
食事に関しては、非常に幅広く活躍し、栄養面も悪くは無いのですが、下処理の手間や、悪化のリスクは、無視できないほど高いと思い、このような評価になりました。
まだ、炎症が悪化している場合は、工夫する必要があり、手間も多いですが、おやきであれば、間食にも使え、比較的安全に食べることができるのではないかと思います。もし食べられるようになれば、料理の幅も広くなるので、体調を気にしつつ、少しずつ食べてみてください。
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