潰瘍性大腸炎とツナ

潰瘍性大腸炎 食事

魚っぽくないところがとても好きです。

今回のテーマは

ツナ

ツナ シーチキン

です。

画像は、海(シー)と鶏(チキン)で、シーチキンを表しています。ごめんなさい。

淡白な味ですが、種類が豊富で、どんな料理にでも合う、お肉に近い食材です。魚が苦手だった小さいころ「魚ではなくお肉」と信じさせられ、食べさせられていた記憶があります。実際美味しかったのでいいのですが…。そんなツナについて調べてみました。

そのまま使える

種類によりますが、そのままでも食べられるように加工されているので、手間がほとんど無いのがうれしいです。サラダに乗せたり、具材として混ぜても使えます。また、他の食材との相性も良く、ほぐして使えば細かくなるので、様々な料理に使える食材ではないかと思います。

長期保存が可能

缶詰に入っているので、長期保存ができるのがうれしいです。開封しなければ、3年ほど持つので、いざという時のためにストックすることが可能な食材です。

ただ、これだけ長期保存ができると、忘れがちでもあるので、注意してください。

脂質をカットできる

ツナ缶に記載されている栄養成分表示は、カロリーや脂質が非常に高いですが、素材のみであれば、それほど高くありません。中に含まれるオイルを取り除けば、非常にヘルシーな食材になり、脂質などを抑えることが可能です。気になる方は、料理にオイルを入れないでおくか、もしくは水煮タイプなどのノンオイル用あるので、そちらを選ぶといいかと思います。

種類が豊富

ブロックタイプやほぐしてあるタイプなどがあり、料理の用途に合わせることが可能な食材です。食感が物足りない場合は、ブロックタイプを、素材を活かすなど、工夫することができるので、料理の幅が広がる食材です。

自分でも作れる

ツナは実は自分で簡単に作ることもできます。普段食べにくい、マグロなどの刺身に火を通せば、ツナのような食感となり、非常に安全に食べることが可能です。ただ、正直言って、刺身を買うより、缶詰を買った方が経済的です。

あまり利用できる機会が少ないかもしれませんが、家族に食事(食材)を合わせたい場合などに使えるので、覚えておくといいかもしれません。私の親が刺身好きなので、たまに食べさせてやりたい時に、マグロの刺身を買って、私の分は、火を通すなどのことをよくやっていました。

お肉っぽい魚

原料はマグロやカツオなどの魚ですが、お肉のように使うことも可能です。ハンバーグなどにすることも可能なので、牛や豚の肉よりは、脂質の少ない安全な料理に仕上がるかと思います。

筋肉量を増加させる

以前、まとめたささみと同じように、良質で高タンパクな食材です。水煮タイプやノンオイルなどを選べば、お肉よりも安全に食べることが可能です。

また、タンパク質は筋肉の衰えを防ぐので、運動しずらい潰瘍性大腸炎にとっては、貴重な栄養源となるかと思います。

炎症を悪化させるリスクは若干ある

ささみと同じく、食物繊維脂質が無いので、リスクは少ないかと思いますが、動物性のタンパク質であるため、若干ですが、腸内環境を悪化させることがあり、免疫力低下や炎症を悪化させるリスクはあります。

オイルなどにも脂質が多いので、こちらも気を付けつつ、一度に多くは食べないように注意してください。

食べるには少し工夫が必要

そのまま食べることは可能ですが、淡白な味であるため、他の具材と混ぜたり、調味料をして味付けをする必要があります。特に水煮タイプは、油が無いため、パサパサとした食感となり、若干不快になるため、こちらも工夫する必要があります。

料理する場合

ツナサラダ

できれば水煮タイプを選ぶ

基本的にツナ缶はオイル漬けされているモノが多く、大腸に負担をかけてしまいがちなので、ノンオイル・水煮タイプを選ぶといいかと思います。野菜などのスープを使った、水煮タイプも存在し、野菜の栄養もあるので、潰瘍性大腸炎にとっても安心できるかと思います。

缶詰から開封後はその日に使う

缶詰に入っているので、開封しなければ、長期保存できますが、開けた場合は、長持ちしません。開封後も、正しい保存方法をすれば3日程度持ちますが、食中毒のリスクが高くなる恐れがあるので、利用する場合は、使う分だけ空け、なるべく中身を使い切るように使用してください。

できればほぐして使う

食べるときに、細かくすることで、多少ではありますが、消化が良くなります。使う前にほぐしてから使うか、もしくは、既にほぐしてあるフレークタイプを選ぶといいかと思います。

サラダで食べるのがオススメ

タンパク質は豊富ですが、その他の栄養は少ないので、野菜と一緒に食べられる料理がオススメです。野菜は、若干食物繊維が多いので気を付ける必要はありますが、栄養バランスの良い食事に仕上がるかと思います。

その他の注意点

食べ過ぎに注意

動物性なので、食べ過ぎによる、炎症を悪化させるリスクはあります。

冷たい状態で食べない

できれば、常温にしてから食べることをオススメします。

缶詰を開けるとき、怪我に注意

指を切る場合もあるので、慎重に開けてください。

調味料に注意

淡白な味なので、調味料を多く利用しがちです。注意してください。

【番外編】ツナとシーチキンの違い

私の昔の頃ではありますが、「シーチキン」と呼ぶことが多く、おにぎりの具材にある「ツナマヨ」のツナとは別の食材だと思っていました。

実は、シーチキンの名称は、商品ブランド名であり、はごろもフーズ株式会社しか使うことができないそうです。そのため、ほかの会社は「ツナ」と呼んでいるみたいです。

名前の由来も諸説ありますが、「鶏肉に近い海の魚」ということで「海」のSea(シー)と「鶏」のChicken(チキン)を合わせた名前だそうです。たしかに食感や栄養など、鶏肉と同じような感じです。

名前が違うだけで、中身は同じなので、自分の好みにあるツナ、もしくはシーチキンを選ぶといいかと思います。

【番外編】ツナの油は生活習慣病を防ぐ(少し注意)

調査してた時にいくつか発見しましたのでまとめました。

種類によりますが、ツナの油は、加工された魚を使用している場合があり、不飽和脂肪酸が多く含まれています。この不飽和脂肪酸は、血液の健康を保ったり、摂取しすぎた脂質や糖質を抑え、生活習慣病をはじめ、様々な病気を予防する効果があります。

ただ、潰瘍性大腸炎にとっては、こちらは脂質であり、大腸の負担をかける恐れがあるので、やはり安定するまでは、避けた方がいいかもしれません。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
貴重なタンパク質が豊富で、しかも良質が良い
種類によっては、脂質も少ない
料理の
種類
お肉のように扱え、ツナの種類も豊富
用途に合わせて、使うと良い
消化の
良さ
水煮タイプを選べば、食物繊維脂質が少ない
食べ過ぎには注意

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
既に加工されているので、火を通すことなく、
安全に食べることは可能
再燃
しやすさ
水煮タイプであれば、基本的には、比較的安全な食材
ただ、食べ過ぎに注意
その他の
危険
タンパク質が高いので、過剰摂取に注意
腸内環境悪化をはじめ、尿路結石になる可能性もある

まとめ

総合評価: ほどほどに オイル無しで

動物性ではありますが、タンパク質が非常に多いので、運動しずらい潰瘍性大腸炎にとっては貴重な食材です。また、間のふたを開けるだけで使うことが可能な上に、ブロックタイプやほぐしてあるタイプなど種類も豊富なので、様々な料理に利用できる万能な食材ではないかと思います。

ただ、油を使用しているタイプも存在し、大腸に負担をかける恐れがあるので、注意する必要があります。また、普段、油を使用したツナ缶を食べている方にとっては、水煮タイプは、味や食感に不満を感じる恐れがあるため、味付けなどにも若干工夫が必要になります。

タンパク質が多く、種類によっては、脂質がほとんどないですが、動物性であり、気を付けないといけない部分もあるので、ささみと同じような評価になりました。

結果として、ささみと同じように、気を付ける必要はありますが、手間の少なさ、種類の多さには、ツナの方が良く、潰瘍性大腸炎の食事には、大いに貢献できる食材です。炎症がまだあるうちは、水煮タイプを選び、まずは、負担の少ない種類で、調理することをオススメします。

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