潰瘍性大腸炎とカリフラワー

潰瘍性大腸炎 食事

(白くて)独特な形をしています。

今回のテーマは

カリフラワー

カリフラワー

です。

画像は、すべてカリフラワーだそうです。

以前まとめた、ブロッコリーによく似た形をした食材です。形はほとんど同じですが、食感や味は、若干違い、さらには、白なので、ブロッコリーとは違った使い方もできます。また、この白を活かして、面白い使い方をしている料理もあり、場所によっては、大活躍してくれる食材でもあります。今回は、ブロッコリーと比較しつつ、どんな影響があるか、まとめてみました。

コリコリとした食感

若干、噛み応えのあるので、ブロッコリーとは違った食感を楽しむことが出来ます。また、この食感を利用した、料理も存在し、ブロッコリーとは違った場面で、活躍してくれる食材です。

もちろん、ブロッコリーの代わりにもなるので、使い勝手の良い食材でもあります。

ご飯の代わりになるかも?

白くて、程よい食感なので、ご飯の代わりとして使うことが出来るみたいです。ご飯と比べると、糖質やカロリーを大幅にカットできるため、気になる方には、うれしい食材です。ただ、そのままだと、若干硬いので、ご飯のように柔らかくするには、ゆで時間を長くする必要があります。

また、好みが分かれるので、まずは少量にしておき、ご飯と一緒に食べて、試した方がいいかもしれません。以前、私も経験しましたが、感想は以降にある「番外編」を確認してください。

免疫力がアップする

ブロッコリーと同じで、免疫力を高めたり、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEが豊富で、免疫力が低下している潰瘍性大腸炎にとってはうれしい栄養素です。ブロッコリーと比べると、若干落ちますが、それでも十分にあるので、栄養面も優れています。

ブロッコリーと比べると食物繊維や辛味成分が少ない

ブロッコリーと比較した場合に限ったお話ですが、ブロッコリーに、若干存在していた辛味であるスルフォラファンという成分が無いので、大腸をあまり刺激することなく、安心して食べることが出来ます。

また、大腸に負担をかけてしまう食物繊維も若干少ないです。ただ、それでも、食べ過ぎによる悪化のリスクや、茎に近いほど消化が悪くなるなど、特徴は同じなので、注意してください。

白だけじゃない

オレンジや紫、はたまた緑のカリフラワーなど、白以外の種類も存在するので、料理の彩を華やかにさせてくれます。また、世界一美しい形をしていると言われている「ロマネスコ(下の画像です)」という種類もあり、彩だけではなく、見せ方までこだわることが出来る食材です。

私もスーパーで、一度見かけましたが、立ち止まって注目するほど、綺麗に整った形をしてびっくりしたことがあります。

ロマネスコ

貧血を予防する

ブロッコリーと比較すると、若干少ないですが、鉄分があります。炎症があるうちは、貧血になる可能性があるので、ありがたい栄養素です。ただ、カリフラワー単体では、吸収率が悪いので、タンパク質やビタミンCを含んだ食材と一緒に食べることをオススメします。

筋肉の衰えを防ぐ

こちらもブロッコリーと比較すると、若干少ないですが、タンパク質もあります。食べにくいお肉の代わりにタンパク質が補える貴重な食材になります。

ただ、この食材だけで補うのは、難しいので、他の食材と一緒に食べるようにしてください。

茎以外は消化は悪くない

ブロッコリーと同じく、蕾(つぼみ)である、柔らかいところは、茎と比べると消化が良い方なので、比較的安全に食べることができます。ただ、こちらも、食物繊維が決して少ないわけではないので、柔らかくするなどの工夫する必要はあります

淡白な味

非常に淡白な味なので、単体で食べるには、難しい食材です。そのため、ドレッシングやスープの具材などとして、食べるといいかと思いますが、特に調味料は、大腸に負担をかける要素が多いので、かけすぎないように注意する必要があります。

バーニャカウダ

蕾を食べる

ブロッコリーと同じく(手抜きその1)茎の部分は消化が悪く、大腸に負担をかける恐れがあります。また、土に近いため、綺麗に洗い落とさないと、食中毒などによる体調不良のリスクもあるので、なるべく蕾の部分のみを食べるようにしてください。

生では食べない

生だと、食感が増して、違った使い方が出来ますが、硬かったり、食中毒のリスクがあるため、消化が悪い上に、体調不良による、悪化や再燃のリスクがあります。サラダで使う場合でも、茹でるなど、一度火を通してから食べるようにしてください。

気持ち長めに温める

こちらもブロッコリーと同じく(手抜きその2)よく温めることで、柔らかくなるため、消化が良くなります。料理にもよりますが、茹でたりする場合は、少し長めに温めてから食べることをオススメします。

ただ、こちらも温めすぎると食感や風味も落ちるので注意してください。

茎は、皮を厚く切り、細かくする

またまた、こちらもブロッコリーと同じです。(手抜きその3)

栄養価が高いので、捨てずに食べたい場合は、少しでも消化を良くするために、表面の皮を少し厚めに取り除き、細かく刻んでから食べることをお勧めします。特に皮は、硬い繊維質のため、悪化のリスクが高いです。こちらも綺麗に取り除くようにしてください。

ただ、何度も書いてあるように、茎は食物繊維が多く、リスクもあるので、体調に合わせて食べるようにしてください。

電子レンジがオススメ

これもまたブロッコリーと同じです。(手抜きその4)

茹でるのもいいですが、ビタミンCなど、一部の栄養素が水溶性のため、損なわれる恐れがあります。利用する場合は、茹でるのではなく、電子レンジで温めるといいかと思います。

もしくは、スープなどの具材にして、栄養素を逃がすことなく食べることができるので、こちらもオススメです。

その他の危険

食べ過ぎに注意

蕾であっても、食物繊維があるため、注意してください。

調味料のかけすぎに注意

淡白な味なので、調味料をかけすぎないでください。

【番外編】カリフラワーご飯を(カレーで)実食

寛解になってしばらくした後、とあるカレー屋さんで「低糖質カレー」というメニューがあり、ご飯の代わりにカリフラワーが使用されていたモノがあったので、注文して食べてみました。

見た目は、ご飯の粒ほどの大きさに細かくされており、恐らくですが、蕾だけではなく、茎の部分も入っていたかと思います。

カリフラワーを単体で食べてみた感想は、ご飯とは違った淡白な味で、ご飯に合うおかずと一緒に食べても、物足りない感じでした。カリフラワーの水分のせいでしょうか?でもご飯にもあるはずなので、よくわかりませんが…。ただ、食感はご飯とは違って、コリコリとしており、面白いです。

そして、カレーと一緒に食べてみた感想は、通常の状態と比べるとカレーの味が、若干薄味になっていましたが、カリフラワーによる、味の邪魔は無く、最後まで、美味しくいただきました。ただ、若干、物足りなさを感じます。

私個人の結論として、まずいわけではなく、最後まで美味しくいただけるかと思いますが、ご飯の代わりに、おかずを食べるには、料理の種類によるかもしれません。特に、薄味のおかずは、調味料を付け加えたくなるほど、物足りないかと思います。そのため、おかずでたべるのではなく、カレーや丼など、ご飯に味付けをしている状態で一緒に食べるのがいいかもしれません。

若干、手間が掛かりますが、もし機会があったら、挑戦してみてください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
ブロッコリーと比べると若干落ちるが、
食物繊維や辛味成分も少ない
料理の
種類
ブロッコリーの代わりにもなり、意外と万能
好みに分かれるが、ご飯の代わりにもなる
消化の
良さ
ブロッコリーよりは消化は良いが、
気を付ける点はほぼ同じ

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
ほぼブロッコリーと同じで、手間なども一緒
細かくする場合は、若干手間になる
再燃
しやすさ
若干少ないとはいえ、それでも食物繊維は多い
また、茎も消化が悪いので注意
その他の
危険
食物繊維や食中毒による体調不良以外は
リスクは無し

まとめ

総合評価 少しだけ 多くは食べない

ブロッコリーと比較した内容になってしまいましたが、ブロッコリーとは違った特徴で、カラフルや綺麗な形になっているので、料理の見た目をアップさせてくれる食材です。また、栄養面に関しても、ビタミンなどは落ちますが、デメリットである辛味成分や食物繊維も、少ないのもうれしいです。

とはいえ、食物繊維は、決して少ないわけではなく、また、茎は消化が悪いなど、ブロッコリー同様に注意する必要はあります。また、淡白な味なので、食材だけではなく、使用する調味料にも注意する必要もあります。

ご飯の代わりになったりするので、多少、料理の幅は広いかもしれませんが、好みが分かれたり、栄養面やデメリットの部分を比較しても、それほどブロッコリーと変わらないということで、このような評価になりました。

若干、手抜きな内容になってしまいましたが、辛味成分や食物繊維が若干少ないので、リスクを抑えたい場合には、カリフラワーの方が良いみたいです。一応、ブロッコリーの代わりにもなるので、まだ、炎症がひどい場合は、カリフラワーを選び、料理の幅を広げてみてください。

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