潰瘍性大腸炎と松茸(マツタケ)

潰瘍性大腸炎 食事

国産なのに、めっちゃ高い食材です。

今回のテーマは

松茸(マツタケ)

松茸 すだち

です。

「キノコの王様」と言っても過言ではないほど、味、香り共に最高な高級食材です。今は、貴重な食材であるため、高価ではありますが、料理に利用すれば、非常に美味しくなり、幸せを感じます。秋になると、食べて見たくなる食材ですが、潰瘍性大腸炎にとっては、どんな影響があるか調べて見ました。

入っているだけで高級感がある

美味しいこともありますが、滅多に食べられない、高価なイメージが強いので、どんな料理でも、入っているとやっぱりうれしく感じる食材です。ただ、最近は、とても小さいモノだったり、エキスのみなど、大きな文字の割には、ほとんど入っていないことが、多いのもあるので、注意が必要です(文句)。

香りが素晴らしい

食欲がそそるほど、良い香りで、少量でも、満足させてくれます。最近は、人工的に作られた「松茸の香り」もあるらしいので、食材を準備しなくても、楽しむことが出来るようです。

ちなみに、この香りが好きなのは、日本人のみで、ほとんどの海外では、あまり好まれていないそうなので、注意が必要です。

出汁として利用可能

キノコなので、食物繊維が多く、消化の悪い食材ですが、出汁として利用することができるので、負担をほとんどかけることなく、安全に食べることが可能です。特にお吸い物などにすれば、松茸のエキスで香り、味を楽しませてくれるので、安心して楽しむことが出来ます。

和食ならどんな料理にも合う

具材としても、香り、出汁(だし)などでも使えるので、お吸い物、煮物、炊き込みご飯などに使うことができ、和食なら、幅広く利用することが可能です。

贅沢したい時に利用するといいかと思います。

本物ではないが、それに近い松茸がある

松茸のように、香りや食感が近い「松きのこ」という食材もあるそうで、値段も安いみたいです。具材として利用するのもいいですが、シンプルに焼いて食べると非常に美味しいそうです。

松茸は高価で難しい場合は、こちらを選ぶのもいいかもしれません。

カルシウムの吸収を助ける

骨を丈夫にさせてくれる、カルシウムの吸収率をアップさせるビタミンDが豊富にあります。カルシウムは、潰瘍性大腸炎にとっては、なかなか取りずらい栄養素なので、なるべく無駄なく、吸収できるビタミンDは、非常にありがたい栄養素です。

鬱(うつ)に効果があるかも

松茸には、ナイアシンという成分が含まれており、鬱を改善させる効果があるそうです。潰瘍性大腸炎の生活で、沈みがちな状態を、もしかしたら改善してくれるかもしれません

ただ、食べる機会が非常に少ないため、効果はあまり期待できない恐れがあるので注意です。

消化は悪い

基本的にキノコは、脂質はありませんが、食物繊維が多いため、消化が悪く、大腸に負担をかけてしまいがちの食材です。また、間違った食べ方をしてしまうと、体調不良になることもあります。

正しい調理方法や、食べ方、量に気を付けて食べる必要があるので、注意が必要です。

国産は非常に高価

日本では、あまり取れない貴重な食材らしく、スーパーでも多くは出回らないため、非常に高価なモノとなっており、下手をすると1本あたり1万円ほどする高価なモノも存在します。助成金があるとはいえ、治療中に購入するには、厳しく、かえってストレスが溜まるかもしれないので、注意が必要です。

料理する場合

松茸のお吸い物

なるべく細かくする

食感も楽しい食材ではありますが、炎症がまだひどい場合は、治療に専念するため、少しでも大腸の負担を減らす必要があります。そのため、なるべく細かく刻んでから食べるようにすることをオススメします。

出汁として利用する

出汁として利用すれば、食べるよりは、安全な上に、料理の味をワンランクアップさせてくれます。これは、汁物だけではなく、煮物などにも利用できるのでオススメです。時間と手間はかかりますが、具材である松茸は食べず、抽出された出汁のみを食べることをオススメします。

十分に火を通す

生焼けだと、食中毒のリスクが高いため、体調を崩す恐れのある食材で、腹痛や下痢などの症状が出る場合があるそうです。そのため、炎症の悪化や再燃の恐れがあり、リスクがあるので、十分に火を通してから食べるようにしてください。

焼く場合は、汁気が出るタイミングがいいそうです。

その日に食べる

品質が非常に落ちやすく、先ほどにも書いたように、食中毒になりやすい食材です。一応、冷凍保存は可能ですが、潰瘍性大腸炎にとっては、リスクのある食材なので、購入後は、なるべくその日に食べるようにしてください。

体調不良の場合は食べない

先ほどにも書いたように、食中毒のリスクがある食材なので、体調が優れない場合や、炎症がまだひどい時に食べると、悪化や再燃のリスクが高くなります。体調不良の場合は、残念ですが、食べないようにしてください。

なるべく土を落とす

元々、土が付いている場合が多く、こちらも、食中毒によるリスクがあります。ただ、水洗いをすると、風味が落ちるため、せっかくの松茸が台無しになる恐れもあります。できれば、美味しく食べたいですが、土を綺麗に落とすことを優先し、サッと水洗いをしてから料理することをオススメします。

その他の注意点

一度に多くは食べない

消化が悪いため、少量で食べるようにしてください。

よく噛んで食べる

少しでも消化を良くするために、意識して食べるようにしてください。

石突(根元の部分)はしっかり取る

硬い部分であり、消化が悪いので、少し深めに取り除いてください。

お財布と相談する

高価なので、かえってストレスが溜まる場合もあります。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
ビタミンDなどうれしい栄養素もあるが、
食物繊維も多いので注意
料理の
種類
和食ならほとんどの料理で活躍できる
出汁として使うのも良い
消化の
良さ
キノコなので消化は悪い
食べ過ぎには注意

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
風味を落とさないための注意点は多い
初めての方は、調べてから調理した方がいいかも
再燃
しやすさ
食物繊維は、大腸の負担だけではなく、
炎症や再燃のリスクがあるので注意
その他の
危険
食中毒のリスクがあるので注意
また、お財布にもリスクあり

まとめ

総合評価: 一口だけ 食べるのではなく出汁として

味や香り、食感ともに何とも言えない食材で、食事を豪華にしてくれます。主役としても活躍しますが、出汁などのわき役としても大いに活躍し、和食料理をワンランク上に仕上げてくれる松茸は、私たち日本人にとっては最高の食材ではないかと思います。

ただ、人口で栽培するには難しいため、生産量が少なく、どうしても高価になりがちで、利用できる機会はほとんどありません。それだけではなく、食物繊維が多かったり、食中毒のリスクが高いので、潰瘍性大腸炎にとっては、炎症悪化、再燃する恐れもあります。

そんな、リスクの高い食材なので、潰瘍性大腸炎にとっては、不向きの食材ではありますが、料理に利用すれば、美味しさなどをアップさせ、食事を楽しくさせてくれる食材でもあります。また、食べる機会が少なく、残すのも非常にもったいないので、「一口だけ」という評価になりました。

状態がいいと、1本だけで普通に1万円を超える値段として売られているので、びっくりしますが、もし食べられる機会があれば、非常に幸せになりそうです。一応、粉末や松茸のような食材も売られており、安く手に入ることもできるので、早く治すことが前提ではありますが、秋は、松茸の風味、味などを楽しみながら過ごすようにしてください。

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