潰瘍性大腸炎とトマト

潰瘍性大腸炎 食事

昔と比べてだいぶ食べやすくなった気がします。

今回のテーマは

トマト

トマト

です。

野菜なのか果物なのかわからないですが、赤くて甘い食材です。一口で食べられるミニトマトをはじめ、リンゴのように大きなトマトもあり、色も黄色やオレンジ色など様々ですが、少しならいいのではないかと思います。

老化、生活習慣病を予防

トマトにはリコピンと呼ばれる赤い色素が存在します。これは活性酸素を抑える効果があり、体のサビを防いでくれるそうです。その結果、老化や生活習慣病を防止してくれます。

数種類のビタミンが豊富

皮膚や粘膜を正常に保ってくれるビタミンA、疲労回復の効果があるビタミンB群、自律神経やホルモンバランスを安定させるビタミンEなど、様々な種類のビタミンが豊富にあります。

また、潰瘍性大腸炎にとってはうれしいビタミンCなども豊富にあり、免疫力向上の効果があります。

血圧を下げる

トマトにはカリウムも豊富にあり、取り過ぎた塩分を排出したりする効果があります。その結果、血圧を下げる効果があるので気になる方は食べることをお勧めします。

皮、種は消化が悪い

トマトの表面の部分や、中にある種は消化が悪く、大腸に負担をかける恐れがあります。特に種は硬いため、炎症部分をさらに傷つける恐れがあるので注意が必要です。

ミニトマトの方が甘くて栄養が高い

大小様々あるトマトですが、小さい方が栄養が多く詰まっているため、同じ量にした場合の栄養価は小さい方(ミニトマト)が高いそうです。さらには甘みも高く、果物のようにとても食べやすくなっています。

ただし、食物繊維も例外なく高いです。一口で食べられてしまう分、皮や種も食べてしまいがちですが、どれも消化が悪いので注意が必要です。

料理する場合

トマトソース

湯むきをして皮を取る

皮は消化が悪いのでできれば取り除いた方がいいです。ただ、手や包丁では取りにくく、中の部分も大きく削ってしまうそれがあるので、「湯むき」という方法で取ると簡単に綺麗に取れるそうです。

濾(こ)して種を取り除く

トマトの中に入っている種は消化が悪いため、できれば濾して取り除いてから料理に使うか、もしくはジュースとして飲むといいかと思います。これは生の状態だけではなくトマトのホール缶など缶詰からでも同様です。その後に料理に使うといいかと思います。

取るのが手間なのであれば売っているトマトジュースを使うのもありです。

油との相性はいいが量に注意

トマトに含まれるリコピンなどは脂溶性(油に溶けやすい性質)なので、油との相性が良く、一緒に食べると吸収率がアップし、より効果が期待されます。

ただ、潰瘍性大腸炎にとっては油は消化が悪いので少量にして食べるようにしてください。

トマトソースは原材料名に注意

市販のトマトソースはあらかじめ種は皮などが取り除いてあるので便利ではありますが、中にはオリーブオイルなどを使うため、脂質が高かったり、玉葱やハーブなどの刺激物も入っている恐れがあります。どちらも大腸に負担をかける恐れがあるので念のため、原材料名は確認するようにしてください。

その他の注意点

できれば調理した状態で食べる

生でも食べられますが、大腸の負担を考え、火を通してから食べてください。

ミニトマトは食べすぎに注意

皮、種ごと一口で食べてしまうので少量にするか、濾してから食べてください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
リコピン、ビタミン、カリウムと悪くない
ただ食物繊維がやや高い
料理の
種類
単体だとサラダやメインに添えるくらいだが、
トマトソースにすれば幅が広い
消化の
良さ
そのままだと種や皮があるので注意
ソースにすれば評価は「4」

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
皮や種を取り除く必要あり
ソースにする場合も時間がかかる
再燃
しやすさ
消化が悪い部分が多いのでリスクを伴う
種や皮をなるべく取り除くといいかも
その他の
危険
食べすぎると結石のリスクは若干ある
食べすぎなければ問題なし

まとめ

総合評価: 少しだけ 皮と種は取り除いて

今のトマトは甘くておいしい上に栄養もあるので非常にうれしい食材です。特に数種類のビタミンが豊富で、免疫力の向上や疲労回復、精神安定など、不安だらけな潰瘍性大腸炎の生活にとってはありがたい栄養素ばかりです。

毎日食べたいところですが、取りにくい皮や中に入っている種は消化が悪いため、取り除いた方がいいかもしれません。また、ミニトマトも栄養は高いですが、一口で食べられる分、食物繊維も多いのでこちらも食べすぎには注意する必要があります。

ただ、市販でもトマトソースやトマトジュースは売っているので原材料名を確認する必要はありますが、手間をかけることなく簡単に食べることが可能です。ソースとして使えば料理の幅が一気に広がるのでぜひ使ってみてください。

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