潰瘍性大腸炎と白菜(はくさい)

潰瘍性大腸炎 食事

鍋には絶対に入れたい野菜です。

今回のテーマは

白菜(はくさい)

白菜畑

です。

寒い時期になると大活躍してくれる野菜で、をはじめ、スープなどの具材として利用することが可能で、体を温める料理によく使われます。シャキシャキの歯ごたえと瑞々しさ、そして大きな葉っぱなので、いろんな食べ方ができる食材です。芯など硬い部分もあるので、潰瘍性大腸炎にとってどのような影響があるか調べて見ました。

葉と芯で食感が違う

葉の部分と芯の部分では、違った食感なので、1つの具材でいろんな食感が楽しめます。たとえ、煮込んだ料理であっても、シャキシャキ感が残るので、料理次第では、非常に小気味の良い音も出してくれるので、食感を加えたい料理に、活躍してくれます。

クセが少ない

をはじめ、いろんなスープなどの具材に合い、他の食材の邪魔をしないので、幅広い活躍をしてくれます。そのため、スープや鍋、丼物などの具材として、活躍してくれる食材です。

ただ、若干、水分が出てしまうので、味付けも微調整する必要があります。

非常に大きいがサイズを選べる

1玉のサイズが非常に大きく、食べ応えのある食材です。また、葉っぱ一枚でもボリューム感があり、それが複数枚あるので、一人分の量としては、非常に多いです。ただ、最近は、1/4サイズなどで売っているので、一人でも、安心して購入することが可能な食材です。

鍋によく合う

寒い冬に、囲んで食べる鍋の具材に最適です。先ほどにも書きましたが、味の邪魔をほとんどしないので、どんな味の鍋にも合い、具材にも影響することなく、シャキシャキ感とボリューム感を出すことが出来ます。

鍋は、楽しく食べることが出来るので、潰瘍性大腸炎にとっても、ありがたい料理です。

免疫力をアップさせる

白菜には、潰瘍性大腸炎にとってはうれしいビタミンCがあり、免疫力をアップさせる効果があります。また、漬物にすれば、乳酸菌の効果で、腸内環境を良くするため、こちらも免疫力をアップさせます。

ただ、乳酸菌は、場合によっては、悪化させる恐れがあるので注意が必要です。

骨を丈夫にする

少量ではありますが、骨の元になってくれるカルシウムや、そのカルシウムの吸収率を高めてくれるビタミンK、ビタミンDが含まれており、白菜一つで、貴重なカルシウムをある程度、摂取できます。といっても、白菜のみでは、カルシウムは期待できないので、大豆など、他の食材と一緒に食べるといいかもしれません。

栄養価が高いわけではない

野菜ではありますが、全体的に水分が多いため、栄養価はあまり期待できないので、先ほどまで書いた、栄養素などをこの食材のみで、補うのは難しいかもしれません。そのため、バランスの良い食事を心がけつつ、楽しく食べる必要があります。

体調を崩す恐れがある

白菜には、先ほどにも書いた水分が多く、また、ミロシナーゼと呼ばれる成分が含まれており、食べ過ぎると、下痢になる恐れがあります。この成分は、加熱処理により、ある程度抑えることは可能ですが、食べ過ぎには注意が必要です。

芯は消化が悪い

野菜などに共通することですが、芯に近い箇所ほど、食物繊維が多いため、消化が悪いです。逆に葉の方はまだ消化がいい方なので、まだ炎症がひどかったり、体調が悪い場合は、葉の部分をなるべく食べる用にするといいかと思います。

料理する場合

鍋

芯はなるべく避ける

食物繊維が多く、消化が悪いため、大腸に負担をかけてしまう恐れがあります。ただ、食べないでおくのも難しいので、硬い芯の部分はあらかじめ切りとっておき、現在の症状や体調に合わせて、食べる量を制限するなど、注意しながら食べるようにしてください。

表面の1枚目は食べない

あくまで、潰瘍性大腸炎としてのお話ですが、こちらは、虫が付いていたり、土に近いところでもあるため、食中毒のリスクがあります。こちらも炎症を悪化させる恐れがあるので、表面の1枚を取り除いてから、調理することをオススメします。

煮込んでから食べる

煮込むような料理であれば、火を通しつつ、柔らかくさせることが出来るので、多少、消化が良くなり、悪化のリスクを抑えることが出来ます。また、飲み切るスープであれば、白菜の栄養を余すことなく、食べることが可能なので、鍋やスープの具材として食べるのをお勧めします。

食べきれるサイズを購入する

保存期間が短いわけではありませんが、一人で一玉は、数日かけないと食べきれない量です。白菜ばかりの生活だと、飽きてしまい、かえってストレスになる恐れがあるので、購入する前に、食べる人数や、料理などを確認し、状況に応じて、半分、もしくは1/4にカットされた白菜を選ぶといいかと思います。

ただ、一人の場合は、1/4サイズでも、結構な量になるので、2回に分けて食べる必要があるかもしれません。

漬物の場合は、様子を見ながら食べる

漬物は、乳酸菌の効果で、腸内環境を良くする効果があり、潰瘍性大腸炎にとっても良いですが、大腸に残って働くため、負担が大きく、かえって悪化させることがあります。炎症がまだひどかったり、体調が悪い場合は、できれば食べないでおくことをオススメします。

その他の注意点

鍋の場合は、使用するスープに注意

水炊きがいいです。

生では食べない

食中毒のリスクがあるので、注意です。

調味料に注意

特に漬物で、キムチや鷹の爪は、悪化させる恐れがあるので注意してください。

一度に多くは食べない

消化が悪いため、少量で食べるようにしてください。

よく噛んで食べる

少しでも消化を良くするために、意識して食べるようにしてください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
水分が多いため、それほど栄養価は高くない
栄養バランスを考える必要あり
料理の
種類
スープや鍋料理の具材に最適
また、漬物やサラダにも使える
消化の
良さ
芯以外は、悪くはないが取り除くのが難しい
食べる量をあらかじめ決めておくといいかも

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
食べる前の手間はそれほどかからないかも
しいて言えば、サイズを選ぶのに少し手間かもしれない
再燃
しやすさ
食物繊維も多いが、食べ過ぎると、体調不良になることもある
食べる前に、体調を考える必要がある
その他の
危険
食べ過ぎによる体調不良がある
それ以外は、特になし

まとめ

総合評価: 少しだけ 柔らかくして食べる

白菜の葉っぱ1つとっても大きいため、ボリュームのある食事になること間違いなしの食材で、鍋など、みんなで楽しく食べられる料理に繋げてくれる非常にありがたい食材です。特に、温かい料理によく合うので、旬ということもあって、寒い冬には、大活躍してくれる食材でもあります。

ただ、栄養価はそれほど高くは無いので、野菜ではありますが、少し栄養バランスを考えながら、食べる必要があります。それ以外にも、体調不良や、茎など、炎症を悪化させるリスクもあり、食べ過ぎや体調などに注意しながら食べないといけません。

栄養バランスを考えたり、食べ過ぎに注意するなど、気を付ける点もありますが、鍋など、いろんな具材を混ぜつつ、シェアしながら食べられる料理に繋げてくれる白菜は、デメリットの栄養バランスを抑え、楽しい食事に繋げてくれるので、このような評価になりました。

鍋料理だと、若干、食べ過ぎる傾向はありますが、寒い冬でも、潰瘍性大腸炎の生活を温かく、楽しくさせてくれるので、活躍も多いかと思います。みんなで食べることが出来る鍋の具材として、是非とも活用し、楽しい食事の一つとして候補に入れてみてもいいかもしれません。

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