奇妙な形をしています。
今回のテーマは
キノコ

です。
体が大きくなったり、「1up」の効果はありませんが、たくさんの種類が存在し、食べられるキノコから毒になるキノコまでいろいろあります。食感は大好きなのですが、歯ごたえがあったり、「菌(きん)」のイメージがあるため、食べるには躊躇(ちゅうちょ)しがちです。そんな、キノコについて、調べてみました。
今回は、食用キノコ全体としての評価になります。個々のキノコ食材については、別途まとめます。
ビタミンやミネラルが豊富
種類によりますが、基本的には、ビタミンDなどのビタミンや、カリウムなどのミネラルが豊富で、栄養価は高いです。ついでに食物繊維も豊富です。
といっても偏っているため、栄養バランスは悪いですが、他の食材と合わせることは可能なので、一緒に食べることをお勧めします。
低カロリーな食材
脂質がほとんどなく、糖質も少ないため、非常に低カロリーな食材です。また、食物繊維の効果で、糖質や脂質を抑えてくれるので、さらに効果が望めます。
ただし、食物繊維は、悪化のリスクが高いので、炎症がまだある場合はなるべく避け、寛解になったら積極的に食べることをお勧めします。
出汁として利用しやすい
キノコはそのまま食べても美味しいですが、うまみ成分が多く含まれているため、出汁として利用することもできます。この出汁を活かせば、調味料を減らすことができ、大腸にやさしい料理を作ることが可能です。
炎症を悪化させる恐れがある
基本的にキノコには種類を問わず、不溶性食物繊維が多く含むため、大腸を悪化させる恐れがあります。そのまま食べるにはリスクが高く、体調を崩す恐れがあるので、少し工夫が必要です。
大腸がんを予防するかも?(少し注意)
キノコには食物繊維が豊富ではありますが、合併症でもある大腸がんを予防できる可能性があります。
ただ、潰瘍性大腸炎の場合は、まずは治療に専念することが大事なので、寛解になるまでは、あまり食べないようにしてください。
料理する場合

出汁として使う
素材のまま食べるのではなく、出汁として利用するといいかと思います。栄養価は落ちますが、食物繊維をほとんど取ることなく、安全に食べることができます。また、風味や旨味が多いので、負担をかけやすい調味料を少量で済むことができるのでお勧めです。
火を良く通す
キノコは菌であり、食用であっても、食中毒になるリスクがあります。潰瘍性大腸炎にとっては、免疫力低下により、リスクが高まるので、少しでもリスクを抑えるために、よく火を通すか、細かく刻んだ後に火を通すなどをしてください。
食べ過ぎに注意
不溶性食物繊維が多く、炎症を悪化させる恐れがあるため、食べ過ぎに注意してください。また、体調を崩している場合は、食べるのを中断し、消化の良い食事に変更するようにしてください。
その他の注意点
調味料に注意
油などはさらに消化を悪くするため、注意してください。
細かく刻む
ある程度、消化を良くし、火の通りも確実になります。
よく噛む
少しでも消化を良くするためによく噛んでください。
少しずつ食べる
一度に多くは食べないようにしてください。
拾ったキノコは絶対に食べない
山で採ったキノコは、たとえ知識があっても食べないでください。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | ![]() | ビタミン、ミネラルが豊富 ただ、食物繊維も多い |
料理の 種類 | ![]() | 他の具材との相性は良い 旨味や風味が多いので、出汁として利用可能 |
消化の 良さ | ![]() | 全体的に消化は悪い 出汁にすれば食物繊維が少なく安全 |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | ![]() | 一部、下処理が必要な食材がある 火を確実に通す必要あり、工夫が必要 |
再燃 しやすさ | ![]() | 不溶性食物繊維が多く、再燃のリスクは高い 炎症があるうちはなるべく避けた方がいい |
その他の 危険 | ![]() | 食中毒のリスクが高い 火を確実に通して、安全に食べるべし |
まとめ
総合評価: 食べない方がいい 出汁としてならOK
栄養バランスは悪いですが、脂質や糖質が少なく、低カロリーな食材です。また、うまみ成分も多いので、出汁として利用すれば、再燃のリスクを抑えた料理を作ることが可能です。
ただ、不溶性食物繊維であるため、消化が悪い上に再燃のリスクや、「菌」なので食中毒によるリスクもあるので、炎症がひどいうちは、食べないようにするか、もしくはひと手間加える必要があります。
潰瘍性大腸炎にとっては、消化が悪いのと、全体的にリスクが大きいので、「食べない方がいい」という評価になりました。ただ、出汁にすれば、栄養価は下がりますが、リスクをかなり抑えることができるので「ほぼ問題なし」です。
他の食材との相性はいいので、料理として利用しやすく、多少ではありますが、大腸がんを予防する効果もあります。炎症があるうちは、出汁などにして利用し、寛解になったら積極的に食べることをお勧めします。
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