潰瘍性大腸炎と団子（だんご）

このモチモチ感が大好きです。

今回のテーマは

団子（だんご）

です。

肉団子や泥団子などではなく、もち米などを使ったお菓子の方の団子です。ピンク・白・緑の3食が定番で、他にも、みたらし、餡（あん）、きな粉などの味付けされた団子もあります。どれも美味しく大好きですが、潰瘍性大腸炎にとってはどうなのか調べてみました。

比較的安全で消化が良い

団子のみであれば、原料は主にもち米などを使用しており、食物繊維や脂質が少ないため、大腸の負担は少ない食材です。他のお菓子と比べると比較的安全に食べることができます。そのため、おやつとしては良いかもしれません。

ただ、味付けによって、評価が違うので注意が必要です。

自分でも作れる

もち米などを潰して、1から作ると非常に手間はかかりますが、白玉粉やだんご粉などの団子の元が市販で売られているので、簡単に作ることが可能です。

既に完成された団子が気になる方は、自分で作るといいかと思います。

賞味期限は短い

団子は、すぐに硬くなり、モチモチ感が失われるため、美味しく食べられる期限は短いです。市販の団子も恐らく多くて2日程度しか持たないかと思います。そのため、美味しく食べたい場合は、長期保存はせず、なるべく早めに食べることをお勧めします。

糖質・カロリーは高い

もち米などが原料のため、炭水化物が多く、特に糖質が高いので、カロリーが高いです。さらには、甘いタレや餡をかけて食べる場合も多いので、栄養成分を見ると、カロリーが非常に高くなる恐れがあります。

糖質やカロリーが気になる方は、避けた方がいいかもしれません。

食べる場合

当日に食べる

賞味期限が短いので、美味しく食べたい場合は、当日に食べる分のみを購入し、長期保存はしないようにすることをお勧めします。たとえ、硬くなっても温めることで柔らかくなりますが、団子特有の食感が無くなる恐れがあることと、体調を悪化するリスクがありますので注意してください。

焦げは取り除く

焼いてある団子は、焦げている部分があり、消化が悪いので、できれば取り除くか、避けた方がいいです。特に「みたらし」など甘いタレをかけてある団子は、焦げている部分も多いので、残念ですが、避けた方がいいかもしれません。

少し温めると良い

完成された市販の場合は、若干時間が経っているので、食べる前に温めることで、多少柔らかくなり、消化が良くなります。また、常温よりは、温かい方が消化が良いので、お勧めです。

ただ、先ほどにも書いたように団子特有の食感が無くなるので、注意してください。

その他の危険

よく噛む

弾力があるので、ゆっくり食べてください。

食べすぎに注意

糖質などが多いので、食べ過ぎないようにしてください。

味付けに注意

みたらしなどの甘いタレや磯部焼などの海苔に注意してください。

【番外編】三色団子の色の意味

今では、年中購入できる三色団子ですが、意外にも奥深く、面白い内容だったのでまとめました。

基本的に三色団子は、「ピンク・白・緑」で作られていますが、これはそれぞれ季節を表しており、ピンクは桜のイメージ（春）、白は雪のイメージ（冬）、緑は新緑で葉のイメージ（夏）を表しているそうです。だけど「秋」が無く、団子も３つしかありません。

これは、忘れていたわけではなく、「飽きない（秋無い）」という意味合いを込めているため、秋を無くして三色で４つの季節を表現しているそうです。

また、三色の順番も、桜の状態を色で順番に表しているそうで、蕾（つぼみ）のピンクから始まり、咲いた時の白、咲いた後の緑（葉桜）を表現しているそうです。

「花見団子」でもある三色団子ですが、お花見にぴったりなデザインと意味を持っていたんですね。

評価

Good評価（多いほど良い評価です）

項目	評価	コメント
栄養 価値		団子のみは、栄養価は低い また、糖質やカロリーもやや高い
料理の 種類		基本的には、具材にするか、タレをかけて食べるが、 他の具材との相性は悪くない
消化の 良さ		食物繊維・脂質が少ないのでありがたい おやつの中では、比較的安全

Bad評価（多いほど悪い評価です）

項目	評価	コメント
料理の 手間		もち米から作ることを想定しての評価 市販で完成品は売られている
再燃 しやすさ		食物繊維などがないため、リスクは低い しいていえば、焦げが若干ある
その他の 危険		糖質・カロリーがやや高い 甘いタレなどを使用していればさらに高くなる

まとめ

総合評価：　少しだけ　味付けはシンプルに

もち米などが主な原料なので、潰瘍性大腸炎にとっては避けたい栄養素である、食物繊維や脂質が少なく、大腸の負担や炎症悪化のリスクが少ない貴重な食材で、食事にもおやつにもなる非常にありがたい食材です。

ただ、味付けに注意が必要です。種類によっては、団子とタレで非常に糖質が高くなる恐れがあり、カロリーも高いです。他にも、海苔や小豆など食物繊維が多い味付けや焦げに注意する必要があります。

団子のみであればご飯（白米）と同じ評価で、負担や炎症のリスクが低いため、食事だけではなくおやつにもぴったりではありますが、糖質やカロリーが高いことと、味付けに注意する必要があるなど悪い部分もあり、また食べ過ぎには注意してほしいということで、最終的に「少しだけ」という評価になりました。

ただ、自分で作りやすいので、食べたい分の調整をすることが可能です。また、おやつの候補としては、ぜひともお勧めしたい食材でもあるので、小腹がすいた時には、団子を食べるといいかと思います。