潰瘍性大腸炎とビッグカツ

安さと懐かしさで時々買います。

今回のテーマは

ビッグカツ

です。

いわゆるトンカツのようなお菓子で、これも昔から大好きでした。子供の頃から値段は恐らく変わらず、駄菓子の定番で、こちらも遠足のおやつ候補でした。「ビッグ」という名に恥じない大きさで、食べ応えがあります。そんなビッグカツについて、興味があったので、潰瘍性大腸炎にとってどんな影響があるかも調べつつつ、まとめてみました。

どんなモノ？

え？魚介加工品！？

カツっぽい駄菓子

パン粉の衣が付いており、お肉っぽいモノが中に入っている駄菓子で、他のと比べて大きいサイズになっており、ひときわ目立ちます。その分、厚みはあまりありませんが、長方形の形をしており、一口では食べきれないため、長く楽しめるお菓子です。

カレー風味で少し辛い

「スペシャルソース味」となっていますが、カレー風味で、辛味が後を引き、非常においしいです。個人的には、おかずの一品やご飯にも合いそうで、ちょっとカレー風味のかつ丼としてアリではないかと思います。（怒られたので、やっていません）

一応、レシピはあるみたいなので、挑戦してみるといいかと思います。

噛み切るには少し気合がいる

一口では食べられないので、ちぎって食べる必要があります。噛んで食べる分には問題ありませんが、噛んでちぎる場合、少し力が要りますので、歯に自信が無い人は、あらかじめ、切ってから少しずつ食べるといいかと思います。

肉の部分は魚だった

肉では無いなぁと思っていましたが、まさかの魚で衝撃でした。一応、ごくわずかに、鶏肉、豚肉が若干入っているみたいですが、基本的には「魚介シート」と呼ばれるモノで、スケトウダラや、イカなどを原料としたシート状の形に、パン粉を付けて揚げたモノだそうです。

昔と変わらない味と値段

調べて分かりましたが、かれこれ40年以上の歴史があり、今でも、30円で購入でき、昔と変わらない味だそうです。とはいえ、昔の味は、もう覚えていませんが、久しぶりに食べてみると、こんな感じだったなぁと懐かしく思います。

魚のおかげかタンパク質は少し高め

今回は、比較する対象のモノが無いので、以前調べたモノを並べて比較してみました。

栄養素	1袋	天然酵母ｸﾗｯｶｰ (1袋 6枚)	GABAﾐﾙｸ (5粒)	1日の推奨量 (健康の場合)	評価
エネルギー	68kcal	80kcal	58kcal	1800～ 2200kcal	揚げている割には カロリーは低い？
タンパク質	2.1g	1.8g	0.78g	60～65g	魚のおかげか 1枚でも豊富
脂質	2.6g	2.2g	3.7g	40～60g	パン粉で揚げているので 少し高いかも
炭水化物	8.9g	13.6g	5.3g		主に魚介で、パン粉のみなので、 全体的に少ないかも
食塩相当量	0.7g	0.3g	0.03g	7.5g未満	香辛料を使用しているが、 若干高いかも

比較対象があまりよろしく無いので、何とも言えませんが、魚系のタンパクと脂質、それでいて、パン粉を表面に付けたのみで、カロリーや糖質もそれほど高く無いので、栄養価としては、悪く無いのではないかと思います。

また、程よい噛み応えもあり、よく噛むので、腹持ちも悪くないです。

（余談）魚介と魚貝の違い

漢字変換で気づきましたが、「貝」ではなく「介」なので気になったので調べてみました。

意味の違いでいうと、「魚貝」は、文字通り、魚と貝を指すそうですが、今回の「魚介」は、魚貝と、蟹などの甲殻類を含むそうで、海の生き物全般を指すそうです。さらに言うと、海藻は、魚介の部類に入らないらしく、「水産物」として表現されることが多いみたいです。

今回のビッグカツに使用される原料については、主に魚肉が使用されている程度でしか分かりませんでしたが、もしかしたら甲殻類も使用しているのかもしれません。（予想）

潰瘍性大腸炎の影響

刺激物があるので注意

カレー粉や香辛料が含まれており、少し辛めに仕上がっているため、大腸に負担をかける恐れがあります。安定してきたころでも、再燃するリスクはあるので、悪化中は食べないことはもちろん、安定しても、1日1枚程度に留めるといいかと思います。

栄養価は悪くは無い

お菓子の割には、カロリーや糖質がそれほど高くは無く、タンパク質があるので、栄養価は悪くは無いかと思います。甘いモノが好きな方にとっては、全然違う感じではありますが、そうではない方には、おやつの候補にするのはアリかと思います。

一応、料理のレシピはありますが、食事には向かないので、小腹がすいた時に利用するといいかと思います。

安い上に腹持ちは良いかも

1枚当たり、だいたい30円という安さの割には、食べ応えがありつつも、長く楽しめます。また、よく噛んで食べがちなので、お腹に多少なりとも、満足させてくれるので、コストパフォーマンスとしては、悪く無いのではないかと思います。

評価

Good評価（多いほど良い評価です）

項目	評価	コメント
栄養 価値		タンパク質が高く、若干、糖質やカロリーが低い 脂質は若干高いかも
料理の 種類		ご飯などと一緒に食べてもいいレベル（個人の感想） 一応レシピはある
消化の 良さ		魚肉を使っており、揚げてあるので、 脂質が若干高い

Bad評価（多いほど悪い評価です）

項目	評価	コメント
料理の 手間		そのままでも食べられるので、 料理にする場合は、手間いらず
再燃 しやすさ		カレー粉など、刺激物があるので、 油断は禁物
その他の 危険		1枚ならある程度問題ないが、 2枚以上は、カロリーも高いので注意

簡潔に言うと

• 若干、低カロリー、低糖質で、タンパク質が、若干豊富
• 30円という安さで、確かな食べ応え
• カレー粉などを使っており、刺激物なので、炎症中は注意

まとめ

総合評価：　一口だけ　多くて1日1枚

「カツ」は、どうしても「豚肉」をイメージしていましたが、まさかの「魚」で、衝撃的でした。ただ、味や安さは、昔と（たぶん）変わらず、それでいて、タンパク質が多く、食べ応えもあるので、おやつには悪く無いのではないかと思います。

ただ、ピリ辛程度ではありますが、カレー粉や香辛料など、刺激物が若干多いため、たとえ、安定しても、一度に多くの量を食べるのは、控えた方がいいです。

タンパク質が高い上に、安さ、食べ応えで、腹持ちや経済的にも、悪くは無いのですが、潰瘍性大腸炎としては、刺激物は、最悪、悪化させるリスクもがあり、治療が長期化する可能性もあるため、このような評価になりました。

刺激物を除いては、魚を使っており、栄養価は悪く無いので、寛解になったころのおやつには悪くないと思います。なんといっても、30円という安さ（まとめて買えばさらにお得）で、経済的な上に、腹持ちも悪くないお菓子なので、安定してきたころに食べるおやつの候補として、参考にしてみて下さい。