潰瘍性大腸炎と天然酵母クラッカー

なんともいえない味で好きです。

今回のテーマは

天然酵母クラッカー

です。

この素朴な味が大好きで、たまにですが買って食べています。こちらも焼いて作られたイメージがあるので、脂質が少ないのではないかと思い、炎症中でもお世話になっていました。ただ、詳しく見ていなかったので、潰瘍性大腸炎にとって、どんな影響があるか調べてみました。

どんなモノ？

発酵させて焼いたお菓子

原料は、小麦粉なのですが、味付けはほとんど行わず、発酵させて焼くお菓子のことを「クラッカー」と呼ぶそうです。基本的には、味付けはあまりしないで作るみたいです。

ややこしいですが、似たようなお菓子で、「クッキー」や「ビスケット」などがありますが、これらは、発酵させず、焼いたもので、甘味などの味付けがされているのが「クッキー」、味付けはほとんどせず、焼いたモノが「ビスケット」だそうです。

1枚目は非常にうまい（個人の感想）

塩分などの味付けがほとんどなく、素朴な味で、焼いた香ばしさが口いっぱいに広がるため、最初の1枚は非常にうまいです。大好きな味なので、２枚、３枚と続きそうと思いきや、その感動はすぐに無くなり、飽きてきます。ある意味、食べ過ぎを防いでくれるような味です。（意味不明）

1袋ずつ密閉されている

パッケージを開けても、さらに梱包されているので、開封後は、すべて食べきる必要はなく、計画に食べることができます。また、保存期間も約半年持つので、ストックしやすいです。

おやつの時間など、小腹がすいたときに重宝してくれるかと思います。

合計48枚入っている

１パッケージに８袋あり、さらに１袋当たり６枚のクラッカーが入っているので、合計48枚入っており、１袋だけでも、十分な量があります。さらには、１枚が大きいサイズなので、全体的に食べ応え十分なお菓子です。

上に具材を乗せて食べられる

クラッカーなので、他社の製品のCMでもよくある具材をのせて食べることもできます。クラッカー１枚のみだと、栄養価は低いので、野菜と一緒に食べれば、料理としても使え、楽しい食事にも仕上げてくれます。

低カロリーと少量のカルシウム

パッケージに表記された内容です。

栄養素	1袋6枚 当たり	１枚 当たり	1日の推奨量 (健康の場合)	潰瘍性大腸炎の評価
エネルギー	80kcal		1800～ 2200kcal	若干低いので助かる また「80」は、キリのいい数字
タンパク質	1.8g		60～65g	多くはないので、 あまり期待できない
脂質	2.2g		40～60g	それほど高くは無いが、 2袋行くと若干高いかも
炭水化物	13.6g			糖質多めで若干の食物繊維がある 消化は悪くない
糖質	13.1g		200g以下	若干高いが、食べ過ぎに注意すれば 問題なし
食物繊維	0.5g		21g以上	ほとんどないので、安心 気にする必要はないかも
食塩相当量	0.3g		7.5g未満	若干、少ないので、安心できるが 味付けは物足りないかも
カルシウム	70mg		700～ 800mg	ちょっとだけ入っているみたい あまり期待できないが

１袋６枚当たりでも、ボリュームはあるのに、カロリーが低く、脂質や糖質もそれほど高くないのがありがたいです。また、少量ではありますが、カルシウムも含まれているので、貴重な栄養素を摂取することができます。

ただ、食べ過ぎると、脂質がその分高くなるので、注意が必要です。

計算しやすいカロリー

実は、パッケージに書いてあった内容ですが、エネルギーが80kcalという数字は、カロリーを計算する際に、単位として扱いやすい数字で、今回調べたお菓子以外にも、この基準にしている種類が多いみたいです。

「1個 = 80kcal」とすると、25個で、2000kcalとなり、１日の推奨量に該当します。ちなみに、ウォーキングで、20～25分程度の消費カロリーだそうです。

以下、80kcal相当になる食材を調べて見ました。（バラバラですが、随時書き込む予定）

食材	１単位あたりのイメージ量	単位
天然酵母の クラッカー	１袋　６枚分	１袋だと１単位 1パッケージすべてで8単位
ご飯	小さいお茶碗なら半分程度	小さいお茶碗なら２単位 大きいお茶碗なら３単位 どんぶりなら5単位くらい
食パン	6枚切りの約半分	１枚につき２単位
うどん	１玉の1/3ほど	１杯（１玉）なら3単位
卵	約半分	１個に付き２単位
ハッピー ターン	４つ	４つで１単位

潰瘍性大腸炎の影響

小腹がすいたとき食べられる安心のお菓子

１袋であれば、カロリーや脂質は低く、また、食物繊維も少ないため、炎症が悪化するリスクは少ないです。さらには、小分けされており、計画的に食べやすいので、おやつの候補として利用しやすいお菓子だと思います。

カルシウムが入っているが少し注意

少しではありますが、摂取しにくいカルシウムが含まれており、ありがたいですが、「卵殻未焼成カルシウム」と呼ばれるモノが含まれており、卵のアレルギー物質が含まれています。万が一、卵などで体調を崩したことがある方は、避けたほうがいいかもしれません。

体調が悪い場合は食べない方がいいかも

１袋６枚入りで、2.2gとそれほど高くはありませんが、低くもない数字で、体調によっては、悪化するリスクが高くなります。体調不良や炎症が悪化中は、避け、また、体調が良くても、基本的に、1日1袋を限度に食べることをオススメします。

評価

Good評価（多いほど良い評価です）

項目	評価	コメント
栄養 価値		脂質や塩分は少ないので安心 若干、カルシウムがあるのでおまけ
料理の 種類		おやつにも料理にも使える 具材を乗せて食べてもいい
消化の 良さ		量の割には、脂質も少なく、 食物繊維もほとんどない

Bad評価（多いほど悪い評価です）

項目	評価	コメント
料理の 手間		若干ごみが増える程度 でも安心の設計
再燃 しやすさ		基本的に悪化の要因は少ないが、 卵で悪くなった人は注意かも
その他の 危険		食べ過ぎなければそれほどリスクは無い ただ、栄養価はそれほど高く無いので注意

簡潔に言うと

• 消化は悪く無いので、おやつの候補として利用できる
• 若干のカルシウムが含まれている
• 卵で体調を崩した方は注意
• 体調に合わせて、計画的に食べる

まとめ

総合評価：　少しだけ　食べ過ぎない

塩分や脂質が控えめで、小麦粉を発酵させているためか、非常に素朴な味に仕上がっており、食べ過ぎなければ、おやつの候補として活躍してくれます。また、おまけ程度ですが、カルシウムも含まれており、貴重な栄養素も合わせて摂取できるので、ありがたいお菓子です。

１袋であれば、それほど大したことはないですが、２袋以上だと、脂質は4.4gとなってしまい、おやつで食べるには、若干高い数値となります。潰瘍性大腸炎にとっても、体調によっては、悪化の要因になる恐れがあるので、計画を持って食べた方がいいです。

調べて見たら、イメージ通りの様な、そうでもないような感想で、いたって普通ですが、体調や食べ過ぎに注意すれば、悪化の要因になるリスクは少なく、おまけのカルシウムもあるので、少しだけならと思い、このような評価になりました。

どの食材にも言えることですが、カロリーや糖質などが低いお菓子であっても、２袋、３袋と食べれば、カロリーなども２倍、３倍になります。特にお菓子は、手が止まらなくなる恐れがあるので、気を付けつつ、計画を持って、上手に食べるといいかと思います。