個人的には大好きなお菓子です。
今回のテーマは
醤油煎餅(しょうゆせんべい)
です。
以前にも、「潰瘍性大腸炎と煎餅(せんべい)」でもまとめましたが、米を原料としたお菓子で、パリッとした程よい硬さと、香ばしさと醤油が何ともたまらない味です。個人的なイメージですが、煎餅などのいわゆる米菓は、揚げるよりも焼いているイメージなので、油の心配は無く、大腸にやさしいのではないかと思って食べています。普段食べているこのお煎餅について、詳しく調べて見ました。
どんなモノ?
開けた瞬間に香ばしい醤油の香り
醤油に火を入れた、香ばしい感じは、なんとも食欲をそそります。もちろん、他の味付けも美味しく、大好きなのですが、醤油で、シンプルに焼いた煎餅が、一番好きだと実感させられます。
ただ、この香りは、我慢できずに食べ過ぎてしまう可能性があり、ある意味、危険な香りです。
2枚ずつ入って15袋入り
若干、ゴミが増え、手間がありますが、丁寧に袋に入っています。もともと、賞味期限も長いお菓子ですが、ポテトチップスなどとは違い、パッケージを開封しても、味や風味は、ほとんど損なわれず、最後まで美味しく食べることができるので、うれしいです。
計画的に食べればそれほど高くない
成分表の数値を見ると、100g当たりの内容量でしたので、1枚当たりと1袋(2枚分)の成分表を改めてまとめてみました。(1袋当たり「8.3g」として計算)
栄養素 | 100g当たり (表記内容) | 1パッケージ当たり (2枚 ×15袋 = 30枚) | 1袋当たり (2枚) | 1枚当たり |
---|---|---|---|---|
エネルギー | 374kcal | 466kcal | 31kcal | 16kcal |
タンパク質 | 8.5g | 10.6g | 0.7g | 0.35g |
脂質 | 1.2g | 1.5g | 0.1g | 0.05g |
炭水化物 | 82.2g | 102.3g | 6.8g | 3.4g |
食塩相当量 | 2.65g | 3.3g | 0.22g | 0.11g |
通常の煎餅より薄い形ではありますが、1パッケージの内容量は100gを超えており、すべて食べると、糖質やカロリーが大きくなるので、注意が必要です。
消化は悪くない
主に、原料は精米された米なので、ご飯の評価同様、消化は良いです。また、味付けも、主に醤油や砂糖で、こちらも消化は悪くありません。特に醤油は、胃液の分泌を促す効果があったり、煎餅も硬いので、よく噛むため、全体的に消化の良い食材です。
原材料名を詳しくみたら予想していないものもあった
イメージだけで、食べていた私ですが、予想外の調味料や味付けを使っていることがわかりました。入っている量も少ないかと思いますが、原材料名をしっかり確認した方がいいかもしれません。以下、まとめました。
油は少しだけ使っていた
揚げてあるのではなくて、作る工程で油を少量使われているみたいです。気にするほどの量ではありませんが、体調を崩す要因になる恐れがあるので、一応、注意したほうがいいかもしれません。
(疑問)醤油(しょうゆ)は油使ってるの?
「油」という文字が使われていますが、原料は、主に穀物などで作っているので、油は一切使われていないそうです。
ちなみに「油」という文字を使っている理由は、昔は「液体」という意味で使われていたためだそうです。
唐辛子も使われていた
少量ではありますが、唐辛子も使用されていることが分かりました。辛味が分かるほど入っているわけではありませんが、刺激物であり、場合によっては、体調を崩す要因になる恐れがあるので注意が必要です。
(疑問)デキストリンとは?
見たことない文字なので調べてみると、ジャガイモなどの芋類やトウモロコシなどからとれるデンプンを分解したモノで、使用するお菓子に食感を均等に与えたり、乾燥を防ぐなどに使われるそうです。
ちなみに、デンプンは炭水化物の一種で、食材に含まれている物質なので、安心して食べることができます。
潰瘍性大腸炎の影響
安全に長く食べられる
袋に入っているので、開封しても、味や風味はもちろん、腐敗の心配はないので、他のお菓子と比べて、より安全に食べることができます。また、食べた数も袋の数を数えれば分かるので、潰瘍性大腸炎にとっても、長く、計画的に食べることができます。
炎症が落ち着いた時のおやつにはいいかも
食物繊維はありませんが、若干の油と唐辛子が使用されているため、リスクがあり、場合によっては、悪化させる恐れがあります。炎症が悪化しているときや、体調を崩している場合などに食べるには、リスクがありますが、落ち着いている時の、おやつとしてはいいかもしれません。
食べ過ぎには注意
小分けされてはいますが、醤油の香ばしさとパリパリの食感がたまらないので、手が止まらず、食べ過ぎになる恐れがあります。非常に食欲をそそられるので、あらかじめ食べる量を決めるなど、計画的に食べるようにした方がいいかもしれません。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 栄養価は低く、食事は不向きだが おやつとしては最適かも | |
料理の 種類 | そのまま食べることを前提だが、 粉々にすれば、ふりかけとして利用できる | |
消化の 良さ | 脂質や食物繊維はほとんどないので 少量、食べる分には悪くないかも |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 評価はできない 袋に入っているのでゴミが増える程度 | |
再燃 しやすさ | 消化はいいが、刺激物や油を多少使っているため リスクがあるので注意 | |
その他の 危険 | すべて食べるとカロリーや糖質が高い また、香りも食欲をそそるので、注意 |
簡潔に言うと
- 保存がきくので、長く計画的に食べられる
- 糖質などが若干、高い上に食欲をそそられるので、食べ過ぎに注意する
- 消化は悪くないが、炎症の悪化や体調不良の場合は避ける
まとめ
総合評価:(少しだけ 体調に合わせて)
煎餅などのお菓子は、袋に入っているので、長時間、安全においしく食べることができるうれしいお菓子です。また、計画的に食べやすいので、食事制限をしている潰瘍性大腸炎にとっては、お菓子、パッケージ共にありがたい作りになっています。
ただ、原材料名をよく見たら、唐辛子や油を使用していることもわかり、炎症の悪化や再燃のリスクがあることもわかりました。そのため、体調に合わせて食べた方がいいです。
原料だけを見れば、主に精米なので、全体的に消化が良い煎餅でしたが、若干、リスクもあり、注意する点が多いので、このような評価になりました。
イメージだけで、食べていた醤油煎餅でしたが、調査してみたら、リスクになりそうな成分が潜んでいることが分かりました。そのため、悪化中は、一応、原材料名まで確認した方がいいかもしれません。ただ、消化も良く、食べやすいので、細かいところに注意しつつ、うまく活用してみてください。
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