潰瘍性大腸炎とジャガイモ

潰瘍性大腸炎 食事

油と合わせると最高においしい食材です。

今回のテーマは

ジャガイモ

です。

ジャガイモ単体だと食べにくく、物足りない味ですが、調味料を加えれば、ものすごく美味しくなります。特に油との相性がいいので食事だけではなくお菓子にも使われ、そしてものすごいカロリーです。そんなジャガイモについて調べてみました。

意外と低カロリー

ジャガイモは油を使った料理が多いため、どれもカロリーが高そうなイメージですが、食材は意外と低いです。油などを使わなければヘルシーで栄養価の高い食材です。

ビタミンCが豊富

酸味や柑橘系にありそうなイメージですが、実はジャガイモにも多く含まれています。このビタミンCは過熱しても壊れにくい性質があります。免疫力が向上するので潰瘍性大腸炎にとっては、うれしい栄養素です。

カリウムも豊富

貴重なカリウムも豊富にあり、塩分を排出し、血圧を下げる効果があります。里芋よりは高くありませんが、食べる機会が多いので十分な量を得ることができます。

糖質が高い

デンプンと呼ばれる炭水化物が多く含まれています。これは糖質に代わり、吸収されるため、糖質が高い食材となります。血糖が上昇しやすいので、気になる方は注意が必要です。

芽(め)は毒

ジャガイモの芽は毒素が含まれており、間違って食べてしまうと下痢や腹痛、吐き気などの症状が表れ、食べすぎると最悪死に至るそうです。潰瘍性大腸炎にとってはどれも大腸に負担をかける症状なので、調理する前には気を付けて下さい。

料理する場合

皮が付いた状態で調理する

ビタミンCは水溶性なので水に溶けやすく食べるころには多くのビタミンCが損なわれるため、なるべく皮が付いた状態で蒸したり茹でたりすることをお勧めします。

もしくは電子レンジなどで加熱してもいいかと思います。

皮が緑色、芽が出ているジャガイモは選ばない

毒素を食べてしまうリスクをなるべく抑えるために、選ぶ前、食べる前はジャガイモの芽はできるだけ存在しないモノを選んでください。また、皮が緑色に染まっている場合は、すでに毒素が皮に含まれているため、なるべく避けてください。

もし万が一、食べる前に芽や緑色の皮に気づいたら以下のようにすることをお勧めします。

・芽の周りを深く削る

目の周りに毒素が含まれている恐れがあるため、芽が出た部分とその周りを取り除くようにしてください。毒素によるリスクを抑えるために綺麗に取り除くことをお勧めします。

また、包丁の持ち手側にある角でもいいですが、できれば専用の道具を使って綺麗に取り除いてください。

・緑色の皮はできれば食べない

出来れば食べないでください。

緑色の部分は皮だけではなく、実の部分も毒素が広い範囲についている可能性があります。毒素が回っている部分を切り取る方法もいいですが、どれくらい毒素が回っているかわからないため、もったいないですが、捨てることをお勧めします。

ポテトチップス(ノンフライ含む)は厳禁

ジャガイモを使ったお菓子と言えばポテトチップスですが、油を多く使っているため、消化が悪いです。また、ノンフライポテトチップスも場合によっては味付けを濃くするために刺激物を多く使用したり、食物繊維が多い場合があり、どちらも消化が悪いので食べない方がいいです。

その他の注意点

購入後はその日に食べる

芽が出る恐れがあるのでリスクを抑えるためにすぐ食べてください。

皮は食べない

消化が悪いのでなるべく皮を綺麗に取り除いてください。

潰して食べる

細かくした方が多少消化が良くなります。

ゆっくり食べる

消化が悪いのでよく噛んでゆっくり食べてください。

油は極力使わない

大腸に負担がかかるため、極力使わないようにしてください。

【番外編】毒素を発生させない保存方法について

先ほど「芽や緑色の皮は毒がある」と書きましたが、保存時に少しでも発生させない方法がありましたのでまとめました。

毒素が発生する原因として明るい場所や少し暖かい場所(20度以上)に置くと発芽しやすくなったり、皮が緑色になる可能性が高いそうです。

そのため、リスクを抑えるには以下のように保存してください。

  • なるべく暗いところで保存する
  • 冷蔵庫内の野菜室(5度前後)で保存する
  • なるべく早く食べる

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
脂質が少なくビタミンCが豊富なので
潰瘍性大腸炎にとってはうれしい
料理の
種類
油を使った料理が多い
それ以外だと限られるので少ないかも
消化の
良さ
食物繊維はあるが、どちらかといえば
消化は良い方

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
皮や芽の確認や取り除く必要があるので
意外と手間が掛かる
再燃
しやすさ
毒素のリスクがある
注意して取り除けばある程度抑えられる
その他の
危険
毒素が怖い
調理前は注意深く確認を

まとめ

総合評価: 少しだけ 油は使わそのままで

ポテトチップスやフライドポテト、コロッケなどなど油を使った料理が多く、カロリーが高いイメージがありますが、食材のみでは意外とカロリーが低く、ビタミンCが豊富なので潰瘍性大腸炎にとってはうれしいことが多くありました。

ただ、ジャガイモは保存の仕方によっては毒素を発生させる芽が出る恐れもあり、綺麗に取り除かないと体調を崩し、潰瘍性大腸炎にも影響が出る可能性があります。また、油との相性のいいジャガイモですが、油は大腸に負担をかけるため、使えないとなると料理の種類が限られてしまいがちです。

毒素のリスクや油を使わない料理を考えるとなると、食べるには難しい食材ではありますが、栄養価は高いので美味しくてヘルシーなジャガイモ料理をぜひ見つけてみてください。

コメント

  1. GUBERNATH651 より:

    Thank you!!1

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