豆腐の種類って意外と多いんですね。
今回のテーマは
豆腐の比較
です。
今回は、新シリーズで、以前、豆腐について調べましたが、いろんな種類があるので、どれがいいかを検証しつつ、まとめてみました。
最近、健康志向の種類も多くなり、ありがたいのですが、食物繊維などが多いモノばかりなので、潰瘍性大腸炎にとっては、トイレの回数を増やしてしまったり、最悪、悪化させてしまう恐れがあります。そのため、同じ食材でも、よりリスクを抑えるモノは何なのかを見つけるために調べて見ました。
どんなモノ?
以下、まとめた箇所です。
種類
木綿豆腐
豆乳を型箱に入れ、固めて崩し、圧搾(あっさく)を繰り返して仕上げる、昔ながらの製法で作られている豆腐です。弾力があり、味を感じることが出来る豆腐です。個人的にはこの種類が一番好きですね。
ちなみに「木綿」とは、木製の布だそうで、布目が表面に付くことからこの名前になっているそうです。
絹ごし豆腐
木綿よりも濃い豆乳を入れて、固めて作ったモノで、絹の様な舌触りなので、このように呼ばれているみたいです。
非常に柔らかく、お菓子のような食感なので、黒蜜など、あまいモノをかけて食べても美味しいです。(ただ、水分も多いので、場合によっては木綿豆腐の方が良い場合もあります)
充填豆腐
冷やした豆乳と凝固剤をパッケージで密封(充填)し、過熱させて出来たモノだそうです。絹ごしに近い食感を持っており、また、密閉されているので、賞味期限が通常と比べて非常に長いのが特徴です。
買い置きしやすく、そのまま食べられる手軽さなので、一人暮らしの時は、大変お世話になっていました。
寄せ豆腐
こちらは、型箱に入れず、固めて崩したモノのみで作った豆腐だそうで、モノがぼやけているような見た目から、別名、おぼろ豆腐と呼ぶそうです。
どうでもいいことですが、「朧」は、月をイメージしているみたいなので、半熟卵の黄身と合わせて「月見おぼろ豆腐」なんてレシピがあるのかなと思いましたが、無かったです。絹ごしのレシピはあったので、こちらは合わないのかな?
ソフト豆腐
木綿と工程は変わらないですが、こちらは圧搾を少なくして作られた豆腐です。柔らかそうな名前ですが、木綿と絹ごしの中間あたりのモノだそうです。
スーパーなどでは、見つけることが出来ず、食べることが出来ませんでしたが、地域によっては、食べられているそうです。
栄養比較
今回は、100gあたりの栄養価を調べてみました。ただ、メーカーがそれぞれ違うので、あまり参考にはならないかもしれません。
栄養素 | 木綿 | 絹ごし | 充填 | ソフト |
---|---|---|---|---|
エネルギー | 72kcal | 56kcal | 59kcal | 59g |
タンパク質 | 6.6g | 4.9g | 5.0g | 5.1g |
脂質 | 4.2g | 3.0g | 3.1g | 3.3g |
炭水化物 | 1.6g | 2.0g | 2.5g | 2.0g |
糖質 | 1.2g | 1.7g | 2.2g | 1.6g |
食物繊維 | 0.4g | 0.3g | 0.3g | 0.4g |
比較はしてみましたが、基本的にどれも大差はないです。しいて言えば、木綿は、圧搾などをしているので、他と比べると、タンパク質などが高いです。
ただ、豆腐は低カロリーで高タンパクであり、食物繊維も少ないので、非常にお世話になりました。
潰瘍性大腸炎の影響
栄養価なら木綿豆腐
絹ごしなどと比べると、滑らかな感じは少なく、若干、ホロホロとしていますが、大豆の原料が凝縮されているので、タンパク質が豊富です。また、下痢の要因になる水分も少ないので、総合的にこのような評価になりました。
ストックするなら充填豆腐
すぐに食べないけど、困った時のために置いておきたい場合は、充填豆腐を選ぶといいかと思います。通常は、長くて1週間程度ですが、充填豆腐の場合は、1か月~2か月ほど持つので、オススメです。
ただ、表面のパッケージだけでは、「充填」と記載が無い場合が多いので、原材料名に「充填」と書かれているモノや賞味期限が長いモノ、あとは、蓋が透明であれば、隙間なく豆腐が入っているモノを見つけるといいかと思います。
食べ過ぎはトイレの回数が多くなるかも
種類にもよりますが、水分含有量は充填豆腐でも、85%以上あるそうです。1食分程度であれば問題ありませんが、食べ過ぎると、体が冷えたり、下痢の要因になる可能性があります。トイレの回数が増える恐れがあるので、食べる前に、キッチンペーパーで包んでから、レンジで温めると、早く水分が取れるので、おススメです。
豆腐ハンバーグがおすすめ
意外と簡単に作れる料理で、寛解になった今でも、お世話になっています。「豆腐」と聞くと残念な気持ちになるかもしれませんが、食べてみたら意外とハンバーグっぽい食感と、焼いた大豆の香りが食欲をそそります。
お肉と比べると、大腸の負担や生焼けで、悪化するリスクが少ないので、潰瘍性大腸炎にとっては、ヘルシーかつ、安全な料理ではないかと思います。
まとめ
総合評価: 活用しやすいのでオススメ
発症してからも非常にお世話になっている食材で、ハンバーグをはじめ、スープの具材や物足りないときの追加の一品などで、活用させていただきました。特に、密閉されている充填豆腐は、賞味期限が長く、ストックしやすいので、冷蔵庫に1つあると何かと便利です。
栄養価だと木綿豆腐がいいかもしれませんが、他の種類と比べてそれほど大差は無く、絹ごし豆腐も食感がいいので、好みや用途に選んでもいいかと思います。
とはいえ、水分量が多いので、場合によっては、料理の味を損ねたり、また、下痢の要因になる可能性があるので、食べる際は、水分を取ったり、冷たい状態では食べないなど、なるべくリスクを抑えて食べるようにしてください。
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