ふです。
今回のテーマは
麩(ふ)
です。
可愛いですね。
非常に淡白な味で、水分を含むと噛み応えのない食感になりますが、食事にもおやつにもできる食材です。種類も豊富な上に、綺麗な色と形があり、花をはじめ、野菜や果物の形をした、お麩が存在するそうです。そんな、お麩について調べてみました。
種類が豊富
種類が非常に豊富で、料理に合わせて使うことが可能な食材です。カラフルに彩られている「手毬(てまり)麩」や、蓬(よもぎ)の香りがする「蓬麩」などがあり、出汁を使った汁物の具材をはじめ、田楽、お菓子にすることができます。
いろんな食材に合う
種類によりますが、淡白な味で、香りも少ないため、他の具材との相性は良いです。また、水分を吸収する特徴を活かす、汁物に非常に最適で、スープの具材として使えます。
ただし、スープを吸った、お麩を食べる際、火傷に注意してください。
非常に使いやすい
そのまま食べることも可能なほど、使用前の手間は無く、簡単に使えます。先ほどの項目にも書きましたが、スープの具材として入れたり、水分を含ませなければ、食感のある食事に仕上げることも可能です。カラフルでいろんな形もあり、少ない手間で、非常に楽しい食事に仕上げてくれる食材です。
お肉をかさ増しできる
潰して使えば、ハンバーグなど、ひき肉を使った料理に使用可能で、一部のお肉を、お麩に変えて作ることができます。肉のうまみを吸うため、お麩を感じることなく、ヘルシーで美味しい食事が楽しめます。
おやつにもなる
スナック菓子のような感覚で、そのまま食べることが可能なので、おやつとしても重宝しますが、少し焼くと、ラスクのようになり、サクサクとした食感のあるお菓子になります。工夫次第では、手軽に作れるので、間食としてオススメです。
低カロリーな食材
非常に低カロリーな食材で、水分を含ませれば、大きくなるため、少量で、ボリューム感のある食事に仕上げてくれます。一袋あれば、数十食分使えるので、1袋、もしくは2袋ほど、ストックしてもいいかと思います。
豊富なタンパク質(少し注意)
お麩の原料は、小麦粉ですが、その小麦粉から作られるグルテンと呼ばれる成分出てきています。このグルテンは、タンパク質であるため、お麩はタンパク質が豊富にあります。お肉を食べるのが難しい潰瘍性大腸炎にとっては、貴重なタンパク質です。
ただし、お麩のタンパク質だけでは、若干、吸収率が悪いので、他のタンパク質と一緒にバランスよく食べてください。
消化が良い
大腸に負担をかけてしまいがちな栄養素である、脂質や食物繊維がほとんどないため、安心して食べることができます。離乳食にも使われているほど、消化が良いので、体調不良の場合でも、安心して食べることができます。
糖質が若干高い
小麦粉を原料とした麺などよりは低いですが、お麩も、小麦粉から作られているため、若干、糖質が高いので、食べ過ぎに注意が必要です。
おやつの代わりにはいいかもしれませんが、気になる方は避けた方がいいかもしれません。
料理する場合
出来れば調理してから食べる
市販で売られているお麩は、既に加工されており、そのまま食べることは可能ですが、味が淡白であることと、火を通して柔らかくすることで、多少消化が良くなるので、調理した状態で使うといいかと思います。
お菓子(駄菓子)は糖質に注意
お麩を使った駄菓子は、一見、低糖質、低カロリーに見えますが、糖質の高い調味料を含ませているため、成分表示を見ると、非常に高いカロリーや糖質になっている場合があるので、駄菓子は避けた方がいいかもしれません。
油麩(仙台麩)は使用しない
カロリーの低い、お麩ではありますが、中には、油で揚げた種類も存在します。消化が悪く、大腸の負担が大きいので、油麩をはじめ、油を使っている、お麩は避けた方がいいです。
念のため、原材料名を確認してから、購入するようにしてください。
出汁を使った料理がオススメ
水分を吸収する特徴を活かし、スープの具材にするのがオススメです。食感も加わり、食べ応えのある料理に仕上がります。また、出汁を含ませた煮物などもオススメで、出汁の味を存分に堪能することができます。
ハンバーグもオススメ
以前、豆腐もハンバーグに利用できるとまとめましたが、お麩もオススメです。お麩の場合、肉のうまみを吸い込むため、ハンバーグの味を損なわずに調理することが可能です。
ただし、ある程度、肉が無いと、薄味になりがちなので、味付けに注意してください。
その他の注意点
調味料に注意
淡白な味なので、入れすぎに注意してください。
食べ過ぎに注意
糖質がやや高いので、食べ過ぎないようにしてください。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 貴重なタンパク質が豊富 食物繊維や脂質が少ないのもうれしい | |
料理の 種類 | 出汁を使った料理をはじめ、お菓子にもなる 種類も豊富なので、料理も豊富 | |
消化の 良さ | 離乳食に使えるほど消化が良い 油を使った麩があるので、そこだけ注意 |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | そのまま食べることも可能 スープなどの具材としても使える | |
再燃 しやすさ | 悪化しそうな、食物繊維や脂質がほとんど無い 植物性のタンパク質なので、リスクは少ない | |
その他の 危険 | 糖質はやや高く、糖尿病のリスクはある 食べ過ぎないように注意 |
まとめ
総合評価: 問題なし 意外と使える
栄養価は高いわけではありませんが、貴重なタンパク質が豊富で、離乳食の食材として使えるほど、消化も良く、再燃のリスクが少ないので、安心できる食材です。また、使い勝手も良く、料理を華やかにしてくれる形や色をしているため、食事を楽しくさせてくれること間違いなしの食材です。
ただ、糖質はやや高いため、気になる方は注意が必要です。また、タンパク質も、お麩のみでは、補いきれないので、別の食材と一緒に、バランスよく食事にする必要があります。
とはいえ、豆腐と同じように消化が良く、リスクも少ない上に、手間の少なさ、種類や料理の幅が広さ、さらには、形や色で食事を楽しくさせてくれるので、数少ない、総合評価「問題なし」としてもいいのではないかと思います。
気を付けるべき部分はありますが、非常に安全に食べることができる貴重な食材です。料理の華として使えたり、お肉のかさ増しとして使えるので、縁の下の力持ちのような食材ではないかと思います。最近は、あまり見かけず、料理のメインになることがほとんどない食材ですが、この機会にお麩を使った料理に注目して、食材の候補にしてみてください。
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