潰瘍性大腸炎とガム

潰瘍性大腸炎 食事

子供の頃は、よく噛んでいました。

今回のテーマは

ガム

ガムガチャ

です。

「食べる」より「噛み続ける」イメージのお菓子で、駄菓子の定番です。子供の頃、学校の遠足などのお菓子の1つとして利用させていただきました。安い上に、長時間味が楽しめるお菓子でありますが、中には、便利なガムも存在し、子供から大人まで楽しませてくれます。そんなガムについて調べて見ました。

ガムとは?

簡単に言うと、「ガムベース」と呼ばれる弾力のあるモノを作り、そこに、味付けや香りを加えたものが、「ガム」だそうです。正式名称は「チューインガム」ですが、略され、「ガム」と呼ばれています。

基本的に味付けは甘いモノですが、刺激の強いモノなどを利用する場合があります。

コストパフォーマンスが良い

駄菓子感覚で購入できるほどの値段もあれば、何100粒と入っているガムもあります。子供の財布にも優しい値段で売っているので、非常に手に入りやすいのが特徴です。また、その安さで、数個程度入っているので、シェアしやすい特徴もあります。

味が長時間楽しめる

口の中に入れても、味などが長時間保つようになっているため、1つのガムで、より多くの時間を楽しむことが出来ます。先ほどにも書いたように、10円など非常に安いガムもあるので、駄菓子感覚で、楽しませてくれるお菓子です。

豊富な味

林檎(りんご)などの果物から、ヨーグルトコーヒーなどの飲み物の味があり、食べきれないほどの種類があるので、いろんな味を楽しむことができます。また、地域限定のガムなどもあるので、遠くに出かけた場合に、見つけてみるのも楽しいかもしれません。(味は保証しませんが…)

過食を防ぐ

「噛む」という動作には、満腹中枢を刺激する効果があり、過食を防ぐ効果があります。この効果が出るまでには、20分ほどの時間がかかりますが、逆に、食事前の20分~30分ほど前に噛むことで、食事の量を減らすことが出来るかもしれません。

ストレスが減る

噛む動作は、ストレスを抑える効果があるそうです。そのため、ストレスを溜めやすい仕事中や、潰瘍性大腸炎生活中にガムを噛み続けることで、ある程度抑えてくれるかもしれません。

ただ、「噛む」という動作は、場合によっては、周りに不快を与えることがあるので、利用する場合は注意してください。

脳の働きが活発化する

先ほどのストレス低下と共に、噛むことで、脳の血流が増し、活発化させる効果があり、集中力や記憶力がアップするそうです。そのため、勉強中などにガムを食べれば、学力アップやテストで良い結果が得られるかもしれません。

とはいえ、先ほどにも書いたように、周りに不快を与えることがあるので、授業中など、周りに人がいるところでは食べないようにしてください。

お菓子以外の効果がある

「お菓子」という部類にとどまらず、ガムの特徴を活かした種類も豊富にあり、活躍してくれるモノもあります。調べるたら、面白い効果のあるガムを見つけましたので紹介します。

種類特徴お菓子
当たり付ガム「当たり」「はずれ」の表記がされている
当たればもう1個もらえる(場所による)
フーセンガム
マーブルガム
風船が作れる
ガム
風船のように膨らませることが出来るガム
舌を使って、息を吹くことで膨らむ
フーセンガム
歯を守るガム噛むことで、歯磨きしてくれるガム
また、虫歯をある程度予防してくれる
歯磨きガム
キシリトールガム
眠気を覚ます
ガム
噛むと目が冴えてくるガム
強い清涼感と、カフェインが含まれている
ブラックガム
記憶力
アップガム
イチョウ葉抽出物を利用したガム
記憶力と集中力アップの効果がある
記憶力を維持するガム
ブレスケア
ガム
口臭を抑えてくれるガム
また、さわやかな息にしてくれる
グリーンガム
ミントガム
栄養機能
食品ガム
ビタミンCなどが含まれたガム
ただ、種類は少ない上に、若干高い
リカルデントガム
レモンガム

ガムは消化されない

正確には、先ほど書いた「ガムベース」となる部分については、飲み込んでも、ほとんど消化されず、そのまま排出されます。そのため、大腸に留まる時間が長くなり、負担が大きくなる恐れがあります。

潰瘍性大腸炎にとっては、飲み込むデメリットが大きいので、注意してください。

糖質が高い

基本的には、飲み込まずに捨てるガムではありますが、ガムベースの周りの味付けは、甘いことが多く、飲み込まなくても、糖質を摂取しています。また、大きさや種類にもよりますが、キシリトールガムのような粒タイプでも1粒約1gの糖質が含まれており、意外と高いので、糖質が気になる方は注意が必要です。

体調を崩す恐れがある

甘い味付けに、人工甘味料を使っている場合があります。こちらは、注意書きにあるように、食べ過ぎるとお腹の調子を悪くさせる効果があるそうです。消化されない上に、下痢を促すことがあるため、大腸に負担をかけ、治療が長期化させる恐れがあるので注意してください。

食べる場合

粒ガム

一粒ずつ食べる(噛む)

基本的には、糖質が高いお菓子なので、食べ過ぎると糖尿病になる恐れがあります。また、一度に多くのガムを含むと、誤って飲み込んだ時、のどに詰まらせる恐れもあります。潰瘍性大腸炎に関わらず、危険な状態なので、1粒ずつ食べるようにしてください。

飲み込まない

ガムベースは、たとえ飲み込んでも、体に害はほとんどありませんが、消化しないモノです。潰瘍性大腸炎にとっては、排出するまで大腸に留まり、負担をかけ続けるため、治りにくくさせる恐れがあります。

手間ではありますが、飲み込まないようにしてください

原材料名を必ず見る

お菓子であれば、基本的に甘味料が多いですが、例えば、目を覚ましてくれるガムなどは、コーヒーと同じカフェインが含まれているため、体調を崩す恐れがあります。また、次の項目でもまとめましたが、人工甘味料なども、できれば、避けた方がいい成分なので、購入する前に、原材料名を確認しておくことをオススメします。

人工甘味料に注意

特にキシリトールが含まれているガムなどは、注意書きにて「一度に大量に食べると、体質によりお腹がゆるくなる場合があります」と記載されているかと思います。簡単に言うと、トイレに行く回数が増える恐れがあり、潰瘍性大腸炎にとっては、大腸の負担や下痢の悪化につながる恐れがあります。

炎症があるうちは、なるべく避け、たとえ寛解であっても、1粒程度に留めることをオススメします。

噛み続ける音は不快なので注意

ガムは、長時間、噛むモノなので、音や口が動きます。そのため、本人以外から見ると、時と場合によっては、周りを不快にさせることがあり、迷惑をかける恐れがあります。特に私にように、周りが気になる人にとっては、かえってストレスになるので、食べる前に、スケジュールを把握しておき、長時間食べても問題ないか確認してから口に入れることをオススメします。

その他の注意点

1日数個程度にする

小さい割には、意外と糖質が高いので注意です。

必ず包み紙を利用して捨てる

そのまま捨てると、不衛生な上に、厄介なゴミになるので、包み紙を利用して捨ててください。

目を覚ますガムは食べない

カフェインをはじめ、刺激物が含まれている恐れがあるので、食べないようにしてください。

体調不良の場合は食べない

人工甘味料などで、さらに悪化させる恐れがあるので、食べないようにしてください。

評価

Good評価(多いほど良い評価です)

項目評価コメント
栄養
価値
一応、栄養機能食品はあるが、基本的には糖質のみ
栄養価としては低い
料理の
種類
ガムを利用した料理は恐らく存在しないと思う
ただ、ガムの種類は豊富
消化の
良さ
ガムベースは消化されない
飲み込まないようにする

Bad評価(多いほど悪い評価です)

項目評価コメント
料理の
手間
基本的には、市販でそのまま購入できる
ただ、食べた後、ゴミになるのが若干の手間
再燃
しやすさ
再燃のリスクになる要因は少ないが、
ガムベースは飲み込むと、大腸に負担をかける恐れがある
その他の
危険
1粒当たりの糖質が意外と多いので注意
また、のどに詰まらせることもあるので、1粒ずつ食べる

まとめ

総合評価: 一口だけ 1粒のみ

他の食材とは違った特徴を持つガムは、「食べる」よりも「楽しむ」「役に立つ」特徴を持つ種類が多く、潰瘍性大腸炎にとっても、ストレスを抑えたり、過食を防ぐなど、苦しい生活から、多少解放させてくれる効果もあり、意外と悪くないお菓子です。

ただ、種類によっては、人工甘味料やカフェインを使っている種類も多いため、トイレの回数が増えたり、使っていない場合であっても、糖質が高いなど、食べ過ぎると、悪影響を及ぼす効果も多いです。また、ガムベースは消化されないので、誤って飲み込んでしまうと、大腸に負担をかけてしまう恐れがあります。

糖質が高かったり、人工甘味料により、トイレの回数が多くなる恐れがあるなど、リスクがある上に、栄養面でも効果は薄いですが、うまく利用すれば、潰瘍性大腸炎による苦しい生活を、ある程度抑えてくれる効果もあるので、そのメリットを評価し、このような総合評価となりました。

炎症中は、あまり食べない方がいいかもしれないガムではありますが、非常に種類が豊富な上に、ストレスや食事を抑えてくれるなど、現代にとってはありがたい効果もあります。注意する点は、寛解になっても多いですが、うまく利用しつつ、種類豊富なガムを探し、好きな味を見つけてみてください。

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