お肉ではありません。お菓子です。
今回のテーマは
あぁ牛タン
です。
大豆で作られた、見た目や食感が牛タンに似たお菓子で、こういった変わりモノには買わずにはいられない性分なので、つい買ってしまいます。今回は、とある薬局に売ってありました。色が濃そうな見た目なので、あまり良い印象がないかもしれませんが、潰瘍性大腸炎の影響も調査しつつ、食べてみました。
どんなモノ?
大豆から出来たお菓子
主に大豆が原料みたいで、恐らく、大豆をはじめとした原料で、牛タンの食感を表現しているのではないかと思います。そして焼き肉屋のタレをイメージしているのでしょうか、ごま油やガーリックなども使用しており、なんとなくご飯にも合いそうな作りになっています。
少し疑問が残る牛タン
食感は、牛タンというよりは、普通のお肉に近いです。噛み切れないほどではないですが、少し食感がありました。個人の感想ですが、「噛めば噛むほどあぁ牛タン」には、少し疑問に残りますが、焼き肉としてなら、分かる気がします。
少し辛め
焼き肉のタレのような味がもあり、香辛料などを使用しているためか、少し辛味が残りました。恐らく香辛料をはじめ、少し濃い味付けに仕上がっている感じで、お酒にも合いそうなお菓子です。(お酒は飲まないで下さい)
辛い物が苦手な方は避けた方がいいかもしれません。
値段が少々高め
内容量は30gと、それほど多くはなく、それでいて値段は200円ほどしました。牛タンの表現や味付けに少しコストがかかっている感じでしょうかね。ただ、弾力があり、食べ応えは十分なため、腹持ちは良い方かもしれません。
大豆だからタンパク質が豊富
今回は、以前調べたお菓子の中で、タンパク質が豊富そうなお菓子と比較してみました。こちらも前回と同じように、下の行にて、30g(1袋のサイズ)に計算した場合の栄養価も表示させてあります。(上:1袋当たり 下:30gで計算した場合)
栄養素 | 1袋分 (30g) | カルパス (1袋 28g) | ピースピー (1袋 65g) | 1日の推奨量 (健康の場合) | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
エネルギー | 89kcal | 115kcal 123.2kcal | 263kcal 121.4kcal | 1800~ 2200kcal | 脂質が低いためか 非常に低い |
タンパク質 | 8.6g | 6.5g 6.96g | 4.3g 1.98g | 60~65g | 本物のお肉より多い!? これは意外 |
脂質 | 2.5g | 7.5g 8.04g | 15.7g 7.25g | 40~60g | 大豆のためか、 脂質が非常に低い |
飽和 脂肪酸 | 1.1g | ||||
炭水化物 | 8.8g | 5.3g 5.68g | 27.4g 12.65g | ポテトチップスなどと 比べると低い | |
糖質 | 7.2g | ||||
食物繊維 | 1.7g | ||||
食塩相当量 | 0.9g | 0.3g 0.32g | 0.9g 0.42g | 7.5g未満 | 味付けが濃いためか そこそこ高い |
大豆が原料なので、タンパク質が豊富なのは予想していましたが、以前調べたカルパスよりも高く、それでいて脂質が低いため、カロリーも低い結果は驚きでした。少しお値段は高いですが、お肉を原料としたカルパスよりも、栄養価は悪くないのではないかと思います。
ただ、塩分は相当高いので、気になる方は避けた方がいいもしれません。
潰瘍性大腸炎の影響
刺激物が多いので注意
焼き肉屋のタレを想定しているのか、香辛料やガーリックペーストなど、大腸に刺激を与えそうな成分が多いです。水を飲むほどの辛味ではありませんが、まだ炎症がひどい場合は、避けた方がいいかもしれません。
お肉の成分が全くないわけではない
主な原料は大豆なのですが、ビーフエキス・ポークエキスをはじめ、ゼラチンも動物性のタンパク質なので、お肉成分もそこそこあります。お肉で体調を崩したり、体調が優れない場合は、避けた方がいいかと思います。
貴重なタンパク質が取れる
大豆が原料であり、食感はゼラチンを使用しているため、タンパク質が思った以上にあります。それでいて脂質は少ないので、食事にも行けそうなお菓子です。
ただ、デメリットも多いので、このお菓子でタンパク質を摂取するのは難しいかと思います。
塩分が高いので注意
お酒のおつまみにもなるほど、濃い味付けにしているためか、30gという内容量の割には、塩分が非常に高いです。ポテトチップスのコンソメ味1袋分(60g)に該当する塩分なので、気になる方は注意が必要です。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 脂質が少ないのにタンパク質が豊富 塩分以外は悪くない栄養価 | |
料理の 種類 | ご飯にも行けちゃうのではないかと思うほどの味付け サラダにもドレッシング無しで行けるかも(やったことありません) | |
消化の 良さ | ゼラチンなどは悪くないのだが、食物繊維が若干多く、 色んな油も使用している |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 袋のみ 匂いに注意 | |
再燃 しやすさ | 悪化させる要因になる原料が多い 食べ過ぎには注意 | |
その他の 危険 | 塩分がポテトチップス並みに高い 気になる方は避けた方がいい |
完結にいうと
- 大豆が原料なので、タンパク質は豊富
- 刺激物が多く、塩分が非常に高い
まとめ
総合評価: 炎症中は避ける
見た目はお肉ですが、原料は主に大豆を使用しているので、それほど悪くは無いのではと期待していました。大豆の特徴でもある、高タンパク、低カロリー、低脂質なので、栄養面に関しては、文句ないお菓子だと思います。
ただ、思った以上に香辛料などの刺激物が多く、大腸に負担をかける原料も多く含まれていました。さらには、塩分も高いので、食べ続けると、治療を妨げる要因になる恐れがあります。美味しさを求めた結果だと思うので、仕方ないかもしれません。
お肉が食べにくい潰瘍性大腸炎にとって、栄養面は評価したいところですが、それ以上にリスクが高いため、残念ですが、このような評価になりました。
ただ、大豆を使ったお菓子は、悪く無いのではないかと思います。本来の大豆は、淡白な味がして、飽きやすいですが、いわゆる大豆ミートなどのお菓子は、潰瘍性大腸炎の救世主になるのではないかと思うので、ちょっと注目して探してみようと思います。
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