スープあるところに、この食材ありです(個人的主観)。
今回のテーマは
葱(ねぎ)
です。
主役になることは滅多にありませんが、いろんな料理に入っており、脇役として大活躍している食材です。個人的には大好きな食材で、セルフで後乗せできるうどん屋のネギを器いっぱいに乗せて、知り合いをドン引きさせたことがあります。そんな、大好きな食材は、潰瘍性大腸炎にとって、どんな影響があるか調べて見ました。(わかりにくいので以降は、「ネギ」と記載します)
色んな料理の薬味として利用可能
うどんなど、スープやつゆを使った料理や、煮物、丼などによく合い、使い方次第では、いろんな料理によく合う食材です。若干、クセが強いので、そのまま使うには難しく、手間はかかりますが、一味違った料理に仕上げてくれるうれしい食材です。
食感がいい
素材自体が、シャキシャキした食感となっているため、料理に食感をプラスさせたい場合にも活躍してくれます。また、切り方次第では、いろんな食感にもなるため、食事を楽しくさせてくれること間違いなしの食材です。
また、ネギも合わせて煮込んでも、食感が残るので、温かくしてからでも食感は期待できます。
緑色が良いアクセント
薬味としても利用できますが、部位によっては、鮮やかな緑色になっているため、色が少ない料理を華やかにしてくれます。特に、麺類や丼物などの色が少ない料理に活躍してくれるので、味、見た目共に楽しい料理にさせてくれる食材です。
食欲増進する(少し注意)
ネギには硫化アリルがあり、消化を助けたり、匂いで食欲が増すなど、少量でも、食欲増進の効果がある食材です。そのため、さらに楽しい食事にさせてくれますが、食べ過ぎてしまったり、先ほどの硫化アリルは、以降にまとめましたが、注意する部分も多いので、気を付ける必要があります。
いろんな料理に合う
薬味用の細くて柔らかいネギ(葉ネギ)もあれば、太くて食感のあるネギ(根深ネギ)もあり、種類や切り方次第で、様々な料理に活躍し、楽しくさせてくれます。また、先ほど書いたように、緑と白の色もあるので、味、見た目共に使える万能な食材です。
刻んであるパックも売っている
薬味用として使う場合、既に細かく刻まれたパックが売られているので、切る手間を省くことが出来ます。また、値段も100円程度で、量も多いので、少人数であれば、十分に使えます。
ただ、保存期間が短いため、一人で使い切るには、難しいほどの量なので、注意してください。
免疫力をアップさせる
ネギにはビタミンCが豊富にあり、潰瘍性大腸炎にとっては、うれしい免疫力をアップさせる効果があります。また、種類によっては含まれている量が異なっており、緑色の部分が長くて、柔らかい葉ネギ(万能ネギ)が、多く含まれているそうです。
疲労回復や血液をサラサラにする効果がある
硫化アリルには、項目通り、疲労回復の効果があり、潰瘍性大腸炎生活の疲れを、溜めにくくする効果が多少あるかもしれません。また、血液をサラサラにする効果もあり、血管を健康に保ち、動脈硬化を防ぐ効果もあるので、できれば、摂取していきたい栄養素です。
体調を崩す恐れがある
玉葱(たまねぎ)や大蒜(にんにく)などと同様に、先ほど書いた、辛味成分の硫化アリルがあるため、場合によっては、体調を崩す場合があります。玉葱ほど、成分は多くありませんが、体調が悪い場合や炎症がひどい場合は、リスクが高いので、少量でも様子を見ながら注意して食べる必要があります。
体臭が発生する恐れがある
こちらも同様に、硫化アリルは、体臭になる恐れがあります。特に腸内環境が、悪化している人ほど、発生しやすいため、潰瘍性大腸炎にとっては、体臭になりやすい状態です。そのため、場合によっては、ストレスになる恐れがあるので、注意する必要があります。
消化は悪い
ネギの種類や部位問わず、不溶性食物繊維が豊富なので、消化が悪く、場合によっては悪化や再燃の恐れがあります。場所によっては、多少、差がありますが、大量に食べるのは、リスクが高いです。先ほどまとめた「硫化アリル」同様に、食べ過ぎに注意する必要があります。
料理する場合
出来れば細かく刻む
食感が若干無くなるかもしれませんが、細かくすることで、ある程度、消化は良くなります。また、刻んだ状態で売られているパックでも、少し大きいので少々手間ではありますが、できれば、使う分だけ取り出し、さらに細かくしてから食べるようにしてください。(パックで買った意味があまりありませんが…)
一緒に温める
最後にトッピングとして使われることも多いですが、その場合、生であったり、冷たい状態なので、体調を崩す恐れがあります。そのため、できれば、調理前に合わせて入れておき、スープなどと一緒に煮込んで温かい状態で食べるようにしてください。
少量にする
消化が悪い不溶性食物繊維や、辛味成分である硫化アリルなど、食べ過ぎると、体調不良を起こしたり、悪化や再燃のリスクが高くなる恐れがあるので、炎症が無くなるまでは、少量、もしくはかけないで食べるようにしてください。
葉ネギを選ぶ
どの種類や部位も、食物繊維が多いことに変わりはありませんが、芯まで太い根深ネギは、硬い上に消化が悪く、一緒に煮込んでも、歯ごたえがあります。また、緑色の部分は、辛味成分が多く含まれているので、なるべく柔らかい葉ネギを利用することをオススメします。
水に付けておく
辛味成分である硫化アリルは、場合によっては、体調を崩す恐れがあります。また、特に潰瘍性大腸炎にとっては、体臭を発生させる可能性が高いです。こちらは、ストレスになる恐れがあるので、貴重なビタミンCなども損なってしまいますが、切った後、一度水に付けてから使うことをオススメします。
お惣菜にも注意
ネギは薬味なので、お惣菜などに隠れている場合もあります。パッケージされた状態での目視では、見つけにくいです。それほど量は入っていませんが、まだ炎症がひどい場合は、購入する前に、原材料名などを確認するようにしてください。
その他の注意点
一度に多く食べない
体調を崩す恐れがあるので注意です。
歯に引っかかるので注意
引っかかると意外とストレスになるので注意です。
体臭に注意
周りが気になる方にとっては、ストレスになるので、注意してください。
評価
Good評価(多いほど良い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
栄養 価値 | 免疫力をアップさせるビタミンCがあるが、 辛味成分もあるので、多くは食べられない。 | |
料理の 種類 | どちらかというと薬味として利用されるため、 ネギメインの料理は少ない | |
消化の 良さ | 全体的に消化は悪く、不溶性食物繊維がある 薬味ではあるが、一応、食べ過ぎに注意 |
Bad評価(多いほど悪い評価です)
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
料理の 手間 | 刻んだ状態でも売られているが、 できれば、細かくしたり、辛味成分を抜いてほしい | |
再燃 しやすさ | 不要性食物繊維が豊富であり、再燃のリスクはある 食べ方によっては、多少、リスクは抑えられる | |
その他の 危険 | 辛味成分である硫化アリルは、場合によっては体調を崩す 体臭の元でもあるので、注意 |
まとめ
総合評価: 一口だけ かけ過ぎない(自分)
スープありの料理だけではなく、和食や洋食、中華などにも具材、薬味として使える食材で、料理の風味や食感をプラスしてくれます。それだけではなく、ビタミンCなど栄養価も高く、特に硫化アリルは、疲労回復などの効果もあるので、是非とも摂取したいところです。
ただ、この硫化アリルは、辛味成分であるため、潰瘍性大腸炎にとって、場合によっては体調を崩す恐れがあります。それ以外にも、不溶性食物繊維も多いため、再燃、悪化するリスクが高く、注意する点も多い食材でもあります。
大好きな食材だけに、高い評価にしたいところでしたが、潰瘍性大腸炎にとっては、デメリットが目立つ食材です。といっても、水に付けるなどをすれば、デメリットを抑えられ、かつ薬味は、私のように、周りにドン引きするほどの量を食べる機会は少ないと思い、このような評価になりました。
硫化アリルは、良い効果、悪い効果の多い成分ではありますが、まずは、治療に専念するために、デメリットを抑える対策を行い、落ち着いたら、少しずつ、食べていくといいかと思います。少しでも早く、寛解になるように頑張っていきましょう。
コメント